泉区
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更新日:2022年6月30日
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毎年各地でスズメバチによる刺傷事故が発生しており、ハチは「怖い虫」「害虫」というイメージがあるかもしれませんが、庭のケムシ等の害虫を捕まえて食べてくれる「益虫」の一面もあります。
住宅地の造成などにより山林に生息していたスズメバチ等は、住宅地にも営巣するようになりました。そっとしておけば攻撃してくることは基本的にはありませんが、私たちの生活に支障のある場所に巣ができた場合は刺されないように巣を駆除した方がよい場合もあります。
日頃から巣がないか軒先や庭木、生垣などを点検し、刺傷事故を防ぎましょう。
よく見かけるハチはスズメバチとアシナガバチです。同じ「ハチ」でも巣の形が全く違うので、巣を観察すると、ハチの種類を見分けることができます。
樹木、生垣、軒下、天井裏、縁の下、戸袋の中などに、以下のような特徴のある巣を作ります。
コガタスズメバチの巣
コガタスズメバチの初期巣(5月~6月)
アシナガバチは、攻撃性はほとんどありませんが、巣を刺激すると攻撃してきます。
アシナガバチの巣
春から初夏の晴れた日に、庭木などに数百匹のミツバチがかたまっていることがあります。新しい巣を作る場所を探している時に見られる現象で、数時間から数日間で移動します。近づいたりいたずらをしなければ危険はありませんので、静かに見守りましょう。
ミツバチの分封
4月~5月中旬 |
5月下旬~7月中旬 |
7月下旬~9月 |
10月~12月以降 |
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越冬を終えた女王バチが1匹で巣を作りはじめる。 |
働きバチが羽化する。 |
攻撃性が強く最も危険な時期。 |
新女王バチと雄バチが羽化し、交尾をする。新女王は越冬の準備に入る。 |
※一度使われた巣は、翌年以降再び使われることはありません。
軽い症状・・・刺されたところがズキズキして熱をもち、ひどく腫れる。
重い症状・・・どうき、めまい、吐き気、発疹、発熱、呼吸困難など。
症状が重いときは、一刻も早く病院で手当てを受けてください。
過去に刺されたことがある人やアレルギー体質の人は、アナフィラキシーショック(過剰なアレルギー反応)をおこし、最悪の場合死にいたることがあります。
スズメバチやアシナガバチは、野菜の害虫などを食べてくれる「益虫」です。巣があっても私たちの生活に影響がなければ、そっとしておきましょう。
スズメバチの巣の駆除は大変危険なので、駆除業者に依頼しましょう。(駆除は有料です)
駆除業者へ駆除を依頼する場合は、あらかじめ複数の業者へ相談し、費用や内容等をよく確認してから依頼するようにしてください。駆除業者は、公益社団法人日本ペストコントロール協会の地区協会である一般社団法人宮城県ペストコントロール協会のホームページ(外部サイトへリンク)等を参考にしてください。
ハチの活動は夏から秋にかけて最も盛んになります。その時期のハチは個体数も多く、攻撃性も増すので、最も危険な時期です。しかし、女王バチが巣作りを始める4月下旬から早い時期に巣を発見できれば、比較的安価に、安全に巣を駆除することができます。
春先に家の軒先や生垣などをよく点検しましょう。
使われた巣が再度使われることはありませんが、一度巣が作られた場所はハチが巣作りをするのに好む場所である可能性が高いので、翌年以降同じような場所に巣が作られる可能性がありますので、注意してください。
衛生課ではハチに関する相談や駆除方法を案内していますので、お問い合わせください。(駆除業務は行っていません)
ハチの巣の駆除は、ご自身の判断(自己責任)で行うことになります。
スズメバチの巣の駆除は大変危険ですので行わないでください。
ハチについて、くらしの情報でもご覧いただけます。
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