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更新日:2025年3月7日

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帯状疱疹ワクチンの予防接種(定期接種)について(令和7年4月開始予定)

令和7年度より高齢者を対象とした帯状疱疹予防接種は予防接種法に基づく定期の予防接種(B類疾病)となります。なお、予防接種を受ける法律上の義務はありません。 

 

これまでの国の議論について

国は、帯状疱疹ワクチンを定期接種で使用することの是非について検討を続けてきましたが、厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において、帯状疱疹を令和7年4月から予防接種法上の定期接種(B類疾病)に位置付けることとなりました。

  1. 第65回厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会)資料(厚生労働省ホームページ)(外部サイトへリンク)
  2. 第105回厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会)資料(厚生労働省ホームページ)(外部サイトへリンク)
  3. 第60回厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会)資料(厚生労働省ホームページ)(外部サイトへリンク)

 帯状疱疹ワクチンリーフレット(令和7年2月厚生労働省作成)(PDF:303KB)

 帯状疱疹の予防接種についての説明書(令和7年2月厚生労働省作成)(PDF:537KB)

帯状疱疹の定期接種について

帯状疱疹について

帯状疱疹は、過去に水痘にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経支配領域に沿って、典型的には体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱が出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。

定期接種の対象者について

【1】65歳の方 ※令和7年度から令和11年度までの5年間は、65歳を超える方の接種機会を確保するため経過措置が設けられています

【2】60歳から64歳までの方であって、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方(身体障害者手帳1級相当程度)

  • これまでに帯状疱疹にかかったことのある方についても定期接種の対象となります。

65歳を超える方に係る経過措置について(令和7年度から令和11年度まで)

経過措置の期間中(令和7年度から令和11年度まで)は、5歳ごとの年齢(70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳)の方も、定期接種の対象者になります。

このため、令和7年4月の時点で65歳以上の方は、経過措置期間中に1度定期接種の対象者となります。ただし、100歳を超える方は、令和7年度に限り、定期接種の対象者となります。

以下の「帯状疱疹予防接種(定期接種)対象者確認表」を確認いただくことで、ご自身がいつ定期接種の対象者となるか確認いただけます。

 帯状疱疹予防接種(定期接種)対象者確認表(PDF:355KB)

令和7年度の対象者

仙台市に住民票がある方で、下記の【1】または【2】のいずれかに該当し、予防接種を希望する方※

※原発避難者特例法による福島県内の13指定市町村から避難され、仙台市に届出をしている方も対象となります。

【1】令和7年度中(令和8年3月31日まで)に次の年齢になる方
対象者確認表
【65歳】(昭和35年4月2日~昭和36年4月1日生) 【70歳】(昭和30年4月2日~昭和31年4月1日生)
【75歳】(昭和25年4月2日~昭和26年4月1日生) 【80歳】(昭和20年4月2日~昭和21年4月1日生)
【85歳】(昭和15年4月2日~昭和16年4月1日生) 【90歳】(昭和10年4月2日~昭和11年4月1日生)
【95歳】(昭和5年4月2日~昭和6年4月1日生) 【100歳以上】(大正15年4月1日以前生まれ)

【2】60歳から64歳までの方でヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方(身体障害者手帳1級相当程度)

(注意)令和7年度の対象者は、令和7年度中に限り定期接種として接種可能です。

接種期間(令和7年度)

令和7年4月1日(火曜日)から令和8年3月31日(火曜日)まで

(注意)令和7年度の対象者は、令和8年4月1日以降は任意接種となり、全額自己負担になりますので、接種スケジュール等にご注意ください。

接種ワクチンについて

  • 定期接種で使用するワクチンは以下の2種類から選択できます。それぞれのワクチンの特徴は以下を確認ください(厚生労働省資料より抜粋)
接種ワクチンについて
ワクチン種類

乾燥弱毒生水痘ワクチン

(生ワクチン)

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン

(不活化(組換え)ワクチン)

ワクチン名称等 阪大微研:ビケン GSK社:シングリックス
接種回数 1回 2回 ※1
接種方法・間隔 0.5㎖を1回皮下に接種する 1回0.5㎖を2カ月以上の間隔を置いて
2回筋肉内に接種する ※2、3

※1 1回目のみを任意接種にて接種している場合、残りの接種を定期接種として取り扱います。
※2 病気や治療により、免疫の機能が低下した方等は、医師が必要と判断した場合は、接種間隔を1カ月まで短縮できます。

※3 令和7年度の対象者が令和8年4月以降に2回目を接種した場合は、任意接種となり、全額自己負担となります。

ワクチンの予防効果について(厚生労働省資料より抜粋)

帯状疱疹に対する発症予防効果

ワクチン接種後

生ワクチン 不活化(組換え)ワクチン
接種後1年 6割程度の予防効果 9割以上の予防効果
接種後5年 4割程度の予防効果 9割程度の予防効果
接種後10年 7割程度の予防効果
  • 合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、不活化(組換え)ワクチンは9割以上と報告されています。

主な副反応について(厚生労働省資料より)

主な副反応の発現割合 生ワクチン 不活化(組換え)ワクチン
70%以上 疼痛※
30%以上 発赤※

発赤※

筋肉痛、疲労

10%以上

そう痒感※、熱感※

腫脹※、疼痛※、硬結※

頭痛、腫脹※

悪寒、発熱、胃腸症状

1%以上 発疹、倦怠感 そう痒感※、倦怠感、その他の疼痛

※ワクチンを接種した部位の症状

  • その他、頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、不活化(組換え)ワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。

ワクチンを接種できない方、接種に注意が必要な方(厚生労働省資料より)

 

生ワクチン 不活化(組換え)ワクチン
接種できない方
  • 明らかに発熱している人
  • 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人
  • 帯状疱疹ワクチンに含まれる成分でアナフィラキシーを起こしたことがある人
  • その他、予防接種をすることが不適当な状態と医師が判断した人
ワクチンごとの事項
  • 病気や治療によって、免疫が低下している人
  • 免疫の状態に関わらず接種可能
接種に注意が必要な方
  • 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液疾患、発育障害等の基礎疾患がある人
  • 過去に予防接種後2日以内に発熱、全身性発疹などのアレルギー症状を起こしたことがある人
  • 帯状疱疹ワクチンに含まれる成分でアレルギーを起こすおそれのある人
  • 過去にけいれんを起こしたことがある人
  • 過去に免疫不全と診断された人、近親者に先天的免疫不全症の人がいる人
ワクチンごとの事項
  • 輸血やガンマグロブリンの注射を受けた人
  • 大量ガンマグロブリン療法を受けた人
  • 血小板減少症や凝固障害を有する人
  • 抗凝固療法を実施されている人

他のワクチンとの同時接種

  • いずれの帯状疱疹ワクチンも医師が必要と認めた場合には、他のワクチン(インフルエンザワクチンや新型コロナワクチン等)と同時接種することができます。
  • 帯状疱疹に係る生ワクチンについては、他の生ワクチンと27日以上の間隔を置いて接種してください。

接種費用(自己負担金)について

  生ワクチン 不活化(組換え)ワクチン
自己負担金 5,000円

22,000円(1回あたり11,000円)

 

自己負担金免除について

  • 生活保護世帯に属する方、市民税非課税世帯に属する方、中国残留邦人等支援給付制度受給者の方は、接種の際に確認書類を登録医療機関に提示することで自己負担金が免除されます。
  • 確認書類をお持ちでない方は、事前に仙台市へ自己負担金免除の申請が必要です。

(注意)申請は令和7年4月以降に受付いたします。

免除対象者および確認書類について
免除対象者 確認書類
生活保護世帯に属する方

生活保護費支給票(仙台市以外から生活保護費を受給している場合は、生活保護受給証明書等)

市民税非課税世帯に属する方 最新の仙台市介護保険料決定通知書(保険料所得段階が1~4に該当するものに限る)
中国残留邦人等支援給付制度受給者の方 同制度の本人確認証

 

接種場所

  • 高齢者帯状疱疹予防接種(定期接種)登録医療機関名簿(準備中)

※予約の必要な医療機関もありますので、あらかじめ電話等でご確認ください。

仙台市外の医療機関(宮城県内)で接種を希望される場合は、宮城県広域化予防接種事業の登録医療機関で接種が可能です。予診票をご準備いただく必要がありますので、各区役所家庭健康課、各総合支所保健福祉課または予防企画課で事前にお受け取り下さい。

持ち物

その他

  • 接種を希望される場合は、以下の「帯状疱疹予防接種を受ける前に(説明書)」をよく読み、十分に理解された上で接種してください。接種にあたっては、ご本人の意思確認と署名が必要となります。

 帯状疱疹予防接種を受ける前に(説明書)(準備中)

  • 長期にわたり療養を必要とする病気にかかっていたために、期間内に定期接種を受けることができなかったと認められる場合は「長期療養特例」の対象となります。詳細は以下のリンクからご確認ください。

 長期にわたる疾病等のために定期予防接種を受けることができなかった方へ(仙台市ホームページ)

 

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お問い合わせ先

仙台市総合コールセンター「杜の都おしえてコール」(外部サイトへリンク)

電話番号:022-398-4894(通話料がかかります)

受付時間:8時00分~20時00分〔土日祝休日・年末年始(12月29日~1月3日)は8時00分~17時00分〕

※英語、中国語、韓国語、ベトナム語、ネパール語にも対応

※個人情報に関わるお問い合わせや専門的な内容は担当部署にお取り次ぎいたします

※電話での相談が困難な場合は、下記お問い合わせフォーム、ファクスよりお問い合わせください

よくある質問はこちらから 「FAQ よくある質問と回答(外部サイトへリンク)

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お問い合わせ

健康福祉局予防企画課

仙台市青葉区国分町3-7-1市役所本庁舎6階

電話番号:022-214-8452

ファクス:022-211-1915