ホーム > くらしの情報 > 健康と福祉 > 健康・医療 > せんだい・歯と口の健康づくりネット > 仙台市歯と口の健康づくりネットワーク会議が、日本公衆衛生協会の「第46回衛生教育奨励賞」を受賞しました
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更新日:2023年1月4日
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平成19年度より,仙台市と仙台市歯と口の健康づくりネットワーク会議が,ともに推進している保育所・幼稚園児の歯と口の健康づくりへの取り組み「仙台市保育所・幼稚園歯科健診集約事業」が,地域における健康づくり活動の模範となるものと認められての受賞となりました。 |
1.子どもの歯と口の健康に係わる各主体の連携の強化
子どもむし歯予防は,家庭の努力だけでなく,子どもを取り巻く関係者が相互に連携して,取り組む必要があります。市民の歯と口の健康づくりに関わる各主体が参加する「歯と口の健康づくりネットワーク会議」は,健康日本21の仙台市版「いきいき市民健康プラン(平成14年度)」を策定した翌年に設置され,保育所・幼稚園における歯と口の健康づくりを推進してきました。
従来,保育所・幼稚園児の「歯科保健」は,母子保健と学校保健の狭間にあり,その対策は十分と言いがたく,仙台市においても,その所管は複数局にまたがり,私立施設においては,歯科健診結果を把握する機会もない状況でした。本事業を通じて各推進主体の役割が明確となり,組織間の連携の必要性が確認され,公私・幼保を網羅した全施設の取り組みを推進するため,緊密な連携体制の構築が図られるようになりました。
2.人材育成とつながりの強化・ソーシャルキャピタルの醸成
本事業の特徴は,「施設のむし歯有病状況の年次推移」や「生まれ年別にみたむし歯罹患傾向」など,これまでのデータの蓄積をもとにした分析結果を保健所の歯科医師・歯科衛生士が管内施設に還元し,日常の保育・教育活動の中に効果的な歯と口の健康づくりを取り入れられるよう働きかけるところにあります。
更に,保育・幼稚園関係者を対象とした研修会等の協同開催などを行うことで,「園職員の歯科保健に対する意識の向上」や「他園の歯科保健活動への関心」が喚起され,「効果的な取り組みを実施する園の増加」,「地域における支援体制(つながり)の強化」に繋がるなどの相乗効果を生み出しています。
3.取り組みの進行管理・評価の共有
定期的に園における歯科保健活動の把握を行い,「子どもの歯と口の健康状態や行動の変化」や「園職員の意識や施設全体の取り組みの変化」等を指標として事業評価を行い,事業の進行管理にあたっています。
「歯と口の健康づくりネットワーク会議の活動が,このように評価されたというのは,取り組みに参画されている主体のそれぞれの努力の結果だと思っています。皆さまに感謝申し上げます。これを励みに,次のプロジェクトも職種を越えた枠組みの中で,連携して,子どもたちの健康のために頑張っていきましょう!!」
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