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更新日:2021年11月1日

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禁煙外来における禁煙治療

一定の条件を満たす患者については、禁煙治療への保険適用が認められており、主に、禁煙補助薬※や精神面の支援などによる禁煙治療を行います。

※禁煙補助薬とは

  • ニコチンガムやニコチンパッチ、飲み薬があります。
  • ニコチンガムやニコチンパッチは、ニコチンの摂取により、禁煙による禁断症状(ニコチン離脱症状)を軽くします。
  • 薬局で手に入るものと、医師の処方箋が必要なものがあります。
  • 胎児への安全性が確率していないことや、ニコチンが乳汁に移行することから、妊婦さんや授乳中の方にはお勧めできない方法です。

禁煙治療に保険が適用できる医療機関一覧

禁煙治療に保険が適用となる医療機関一覧(外部サイトへリンク)(一般社団法人日本禁煙学会ホームページ)

保険が適用できる医療機関は限られており、また現在は禁煙補助薬(内服薬)の製薬会社による出荷保留により、禁煙外来の新規患者様の受け入れを一時中止しているところもあるようです。詳しくは病院にお問い合わせのうえ受診なさることをお勧めいたします。

禁煙治療の流れ

健康保険を使った禁煙治療では、12週間で5回の診療を受けるようになります。

画像:禁煙治療の流れ

治療は、5回すべて受診したほうが、禁煙成功率が高いことがわかっています。

禁煙治療の費用

12週間分の禁煙治療(健康保険適用)の費用とたばこ代を比べると、禁煙治療のほうが安いことがわかります。

禁煙治療の費用

 

禁煙治療を受けられる条件

健康保険で禁煙治療を受けるためには、以下の4つの条件を満たしている必要があります。自己チェックしてみましょう!!

  • 現在たばこを吸っていて、ただちに禁煙しようと考えている
  • 医療機関で禁煙治療の同意書に署名を求められることに同意する
  • 35歳以上の場合、1日平均喫煙本数×喫煙年数が200以上である
    (例)1日平均喫煙本数20本で11年間吸っている場合…
    20本×11年間=220(≧200なので条件を満たします)
  • ニコチン依存症の診断テスト(下表)の結果が5点以上である
  項目 はい
1点
いいえ
0点

1

自分が吸うつもりよりも、ずっと多くたばこを吸ってしまうことがありましたか。    

2

禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。    

3

禁煙したり本数を減らそうとしたときに、たばこがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。    

4

禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。

(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)

   

5

4でうかがった症状を消すために、またたばこを吸い始めることがありましたか。    

6

重い病気にかかったときに、たばこはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。    

7

たばこのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。    

8

たばこのために自分に精神的問題(※)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。    

9

自分はたばこに依存していると感じることがありましたか。    

10

たばこが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。    
ニコチン依存症診断テスト

※禁煙や本数を減らしたときに出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態。

 

お問い合わせ

健康福祉局健康政策課

仙台市青葉区国分町3-7-1市役所本庁舎6階

電話番号:022-214-3894

ファクス:022-214-4446