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更新日:2018年8月22日

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経済成長戦略2023と交流人口ビジネス活性化戦略の骨子がまとまりました(発表内容)

平成30年8月22日

 

経済産業、交流人口拡大の両分野に関する、二つの新たな戦略の骨子についてご説明します。

仙台市はこの間、震災からの復旧・復興に力を傾けてきた一方で、他都市と比較して、産業集積やインバウンドへの対応、都心部への投資の呼び込みなど、中長期的なまちづくりの面で十分にできていたのかということを考えますと、どうも言い難い状況にあると思います。この二つの戦略は、仙台が「真のポスト復興」へと階段を進んでいくための重要な布石であり、関係の皆さま方から懇話会やヒアリングを通じて多くのご意見をいただきながら、このたび骨子を取りまとめるに至ったものです。

それでははじめに「仙台市経済成長戦略2023」の骨子の概要をご説明いたします。戦略の期間は来年度からの5年間とし、取り組みの3つの視点として「地元企業や産業の競争力強化」「経済成長と社会的課題解決の両立」「東北の持続的発展への貢献」を掲げました。これを踏まえた7つの重点プロジェクトでは、地域経済をけん引する企業を生み出すための「徹底的集中支援」や、先進的なICT技術をさまざまな地場産業にマッチングをさせて、社会的課題の解決や高付加価値化につなげる「X-TECH(クロステック)イノベーション」などに重点的に取り組んでまいります。

次に交流人口ビジネス活性化戦略の骨子です。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを大きなチャンスと捉えまして、国内外からの誘客施策を集中的に展開するために、期間は3年間といたしました。この戦略では、誘客を消費に結びつけて、地域経済活性化につなげていくとともに、交流人口に関わる幅広い事業者の育成等を図ることを目的として、6つの重点プロジェクトを掲げています。来訪者の皆さんが楽しめる1,000本の体験プログラムを提供する「日本一の体験プログラム創出プロジェクト」や、仙台での滞在時間の延長やオフシーズンの誘客を促進する「宿泊促進・閑散期誘客プロジェクト」、新たに来訪者向けサービスの提供を行う事業者等を支援する「交流人口ビジネス・イノベーションプロジェクト」などに強力に取り組んでまいりたいと考えています。

今後、市議会の皆さま、関係団体の方々等のご意見をいただきながら、来年1月までに成案を取りまとめたいと思っておりますし、同時に施策の実行に向けた準備を進めたいと考えています。多くの人が行き交う魅力と活力にあふれる街、仙台・東北に暮らす人々が豊かさを実感できる未来を目指して、私自身、先頭に立って取り組んでまいります。

 

仙台市長 郡 和子