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更新日:2016年9月20日
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藻類バイオマスプロジェクトにつきましては、昨年度末に南蒲生浄化センターに新たに研究施設が設置されたところですが、このたび、設備等の準備が整い、実験がスタートすることとなりましたので、お知らせいたします。
このプロジェクトは、平成23年11月に筑波大学と東北大学との共同研究協定締結に始まり、昨年7月には文部科学省の「東北復興のためのクリーンエネルギー研究開発推進事業」に採択されたことで大きく前進をしてまいりました。
この研究施設は、オーランチオキトリウムなど、生活排水を吸収して石油成分を生産する藻類バイオマスの研究・開発を行うもので、下水処理との組み合わせによる「油分の生産モデル」の構築と検証を目指しています。
この研究が順調に推移しますと、エネルギーを大量に消費する存在である下水処理施設からエネルギーが逆に生産されるという、まさに画期的な循環型システムの実現が期待されるところでございます。
仙台における実証実験のスタートは、震災の大きな教訓でもあるエネルギー問題の解決に向けた新しい希望的な試みの一つでもありますし、また被災地の復興にとりましても、大変大きな力をいただけるものであると考えております。
実証実験のスタートにあわせて、4月24日には研究施設の開所式を行います。式には、筑波大学と東北大学の関係する先生方にご出席いただく予定です。
今後、研究は大学の先生方が中心になって進めていただくことになりますが、本市は引き続き、南蒲生浄化センターのさまざまな資源をこのプロジェクトに提供させていただき、しっかりとした結果を残していけるよう最大限努力してまいりますとともに、中長期的な視点に立って、さまざまな機関との連携をしっかり図ってまいりたいと考えております。
仙台市長 奥山 恵美子
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