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更新日:2016年9月20日
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本日、230名の新規採用職員が新しく仲間入りしました。マンパワーの不足がいわれていますが、仙台市としては、新たにおいでになられる方も含めた他都市からの63名の派遣職員とともに、新規採用職員、また現にいる職員合わせて、しっかりとしたマンパワーで震災復興に取り組んでいきたいと考えています。現時点では、復興に関するマンパワーで大きく劣っている部分はないと認識しています。
復興の課題、目標に関して一番大きいのは、新しいふるさとづくりに向けての3つの重点的な事業、防災集団移転と復興公営住宅の建設、そして宅地の復旧、この3点です。旧年度内にも一定の前進は見たと考えています。復興公営住宅では官民合わせて3000世帯分の確保について、今回、公募買取についても、審査を経て場所を決定することができました。
また、ご心配いただきました宅地復旧についても、発注することができましたので、繰り越しや期限切れという事態にはなりませんでした。他都市から派遣された職員も含めて年度末に頑張っていただいたおかげだと思っています。
防災集団移転については、復興レポートでも発表させていただいていますが、移転促進区域の土地面積の確定が約9割以上で進んでいまして、今年はさらに買い取りの割合を上げていくことを考えています。
この3点については、引き続き仙台市の総力を挙げて頑張っていきたいと思っています。
その次の課題としては、今回、仙台市が作りました「地域防災計画」の地域への浸透、これが実際計画だけで、魂が入らないということでは大変ですので、いかに地域の方々に自分自身で決めていく防災計画であるかについて、しっかりとお話をさせていただきながら取り組んでまいりたいと考えています。今年の6月12日の総合防災訓練でどういう形で行うかについては、消防局を中心に検討を深めてもらいますが、そうした中でも、代表的な地域でいくつか去年行ったような新しい形での地域での練習、訓練ができればいいと、私としては希望しているところです。
経済的な面でいいますと、今日の午後一番でデスティネーションキャンペーンの始まりのセレモニーをJR東日本、県と共同で行いましたが、幸い天候にも恵まれて仙台駅は大変なにぎわいでございました。この勢いを市が、6月30日までの期間中しっかりと継続していくように取り組ませていただきたいと思います。
新しいエネルギーの関係でいうと、かねてからご関心をいただいている田子西地区のまちづくりについて、さまざまな意味でスマートシティーとしての取り組みが進んでいくものと考えています。
また、藻類バイオマスの南蒲生での実験施設、これも建物として立ち上がりまして、これも今月中に実際の実験装置として動き出すと聞いていますので、皆さまにもお披露目ができるのではないかと思っています。
仙台フィルハーモニー管弦楽団のロシア公演も大変盛況であったと、昨日戻ってきた伊藤副市長から今朝一番で報告を聞きました。サンクトペテルブルクの1600名のホールでは、満席になり、スタンディングオベーションをいただいたということで、仙台フィルも大変頑張って演奏したと思います。平成25年度はそうした仙台の文化、スポーツ面で元気の発信ということもしっかりと取り組んでいきたいと思います。まずはその第一歩としては5月から開催される国際音楽コンクール、これをしっかりと、今までの運営委員の皆さんと一緒に力を合わせて、震災後初の音楽コンクールとなりますので、おいでになられる方々に仙台の復興を見ていただきながら、世界に発信できるような立派な第5回にしていきたいと思っています。
年度の始まりに当たりまして、私からの所信として、平成25年度の前半における重点的な課題として考えているところについてお話をさせていただきました。今年度もよろしくお願いします。
仙台市長 奥山 恵美子
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