更新日:2017年1月31日

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市政だより2017年2月号・特集1

障害への理解を深めよう―誰もが心豊かに暮らせるまちへ

写真:ダンスにより心の交流を深めた「TAP(タップ)」のキックオフイベント

ダンスにより心の交流を深めた「TAP(タップ)」のキックオフイベント(TAPについてはこちら

市では、昨年4月に「仙台市障害を理由とする差別をなくし障害のある人もない人も共に暮らしやすいまちをつくる条例」を施行しました。条例では、障害があるというだけで障害のない方と異なる取り扱いをする「不当な差別的取り扱い」を禁止するとともに、障害に応じて必要な配慮を行う「合理的配慮の提供」を推進することを定めています。

条例策定の過程では、「誤解や偏見により嫌な思いをした」「障害についてよく分からずどのように対応すればよいのか不安がある」などの声が寄せられました。

全ての市民が安心して暮らすためには、障害の有無を超えたお互いへの理解と、差別や偏見をなくす「心のバリアフリー」が大切です。市内では、市民団体等が障害理解の促進に関するイベントを開催するなど、さまざまな取り組みが始まっています。一人一人が障害に関する理解を深め、誰もが互いに支え合い、生き生きと暮らせるまちを目指しましょう。

障害を理由とする差別を解消するために
差別に関する相談を受け付けています

各区役所に相談員を配置しています。相談員は、差別を受けた側・差別をしたとされる相手側からの話を聞き、双方の話し合いにより解決ができるよう、中立の立場で「橋渡し」をしています。

寄せられた相談事例

  • 飲食店で、盲導犬の受け入れを断られた
  • アパートを借りるため不動産屋に行ったが、部屋を紹介してもらえなかった
  • 施設の説明会で手話通訳を求めたが、対応してもらえなかった

上記事例の背景には、障害についての知識不足が原因で「どう対応したらよいのか分からなかった」「説明が足りずに差別をしたと誤解されてしまった」などの理由がありました。

仙台市障害者虐待防止・差別解消相談ダイヤル
(24時間365日受付)

電話214・8551、ファクス214・8552

差別解消のポイント

障害について正しい知識を持つ

「知らない」ことから誤解や偏見が生じ、意図的でなくても結果的に差別につながってしまうことがあります。

お互いにコミュニケーションを取る

それぞれの事情や考えを伝え合い、「違う方法はないか」「どこまでならできるか」など、お互いに納得する方法を一緒に考えることが大切です。

障害理解促進のためのリーフレットを発行しています
写真:条例の内容や障害による差別解消のためのヒントを紹介したリーフレット

市では、条例の内容や障害による差別解消のためのヒントを紹介したリーフレットを発行しています。市役所本庁舎8階障害企画課、各区役所障害高齢課で配布しているほか、市ホームページでもご覧いただけます。

障害理解促進に向けた市民活動が広がっています

 

TOGETHER ACTION PROJECT(トゥギャザーアクションプロジェクト)(TAP(タップ))

障害のある人もない人も気軽に参加でき、リズムやダンスなどの表現活動を通して障害理解の促進を図る事業「TOGETHER ACTION PROJECT」(通称TAP)が始まりました。これは、音楽の力で心のバリアフリーを目指す「とっておきの音楽祭実行委員会SENDAI」と仙台市が協働して実施する事業です。

昨年12月16日に市民活動サポートセンターで行われたキックオフイベントでは、会場をダンスホールの雰囲気に仕上げ、参加者の皆さんが自由に踊ったり交流したりしました。また、12月17日には表現ワークショップを開催。体や声、打楽器を使って、表現する楽しさを共有しました。3月19日にせんだいメディアテークで行われる活動の成果発表会に向けて、今後も体感型のイベントを開催しながら障害理解の促進を図ります。

写真:身体表現の部では、自分の名前を体の動きで自己紹介。参加者の距離がぐっと縮まりました

身体表現の部では、自分の名前を体の動きで自己紹介。参加者の距離がぐっと縮まりました

今後のTAPのイベント
催し名 期日 時間・内容 申し込み
オープンアトリエ 2月10日
(金曜日)
18時~20時ダンス 直接会場へ
表現ワークショップ 2月25日
(土曜日)

11時~12時30分

身体表現

13時30分~15時

リズム表現

15時30分~17時

ボイス表現

前日までに電話またはファクス、Eメールで

会場=市民活動サポートセンター

障害に関する理解を若い世代に浸透させたい、という思いでこのプロジェクトを始めました。「とっておきの音楽祭」にはなかったダンスやアートなど「表現」の要素を取り入れ、若者と障害のある方の触れ合いの機会を増やすことを目指しています。

音楽から生まれる一体感や、人と人との交流を通じて、障害の有無を超えた相互理解につなげることがTAPの目標。全ての人がもっと気軽に、当たり前に交流できる社会づくりのきっかけになればうれしいですね。

写真:とっておきの音楽祭実行委員会SENDAI・副委員長の猪狩太志さん

とっておきの音楽祭実行委員会SENDAI・副委員長の猪狩太志さん

仙台ミラソン

昨年8月から、大学生を中心とした若者のアイデアをより良い仙台のまちづくりに生かす市民参加型の事業「仙台ミラソン2016」が行われています。東北学院大学の相澤葵さんは、今年の地域課題の一つ「障害理解の促進」を考えるグループに参加し、障害のある方との交流活動に取り組んでいます。

地下鉄で通学するようになり、障害のある方を見掛ける機会が増えました。障害のある方が身近にいるのならもっと積極的に関わってみたい、と思ったのが活動のきっかけです。

障害のある方との食事会やブラインドサッカー観戦などに参加することで、障害のある方を「支援する」のではなく、対等に接することが当たり前なのだということに気付きました。地域社会に障害への関心を広げていけるよう、これからも活動を続けていきます。

写真:相澤葵さん

相澤葵さん

障害のある人もない人も暮らしやすいまちづくりを考える「ココロン・カフェ」

どなたでも参加できる話し合いの場です。

開催日程
日時 テーマ 会場

(1)3月2日(木曜日)14時~16時

災害への備えを考えよう 福祉プラザ

(2)3月5日(日曜日)14時~16時

災害への備えを考えよう 市役所本庁舎8階ホール

託児(未就学児)・手話通訳・要約筆記・点字資料付き(いずれも要申し込み)

(申)電話またはファクス、Eメール(住所、氏名、電話番号、参加希望日と託児または手話通訳等の希望の有無を記入)で2月24日までに(託児または手話通訳等の希望がある方は(1)2月15日(2)2月17日までに)

この特集に関するお問い合わせ、ココロン・カフェの申し込みは障害企画課 電話214・8163、ファクス223・3573、Eメールfuk005330@city.sendai.jp、TAPについてはとっておきの音楽祭実行委員会SENDAI 電話265・0980、ファクス716・5717、Eメールinfo@totteokino-ongakusai.jp