災害応急用井戸について

災害応急用井戸とは？

万一の災害時、水の確保は非常に重要な課題です。市では、災害時に飲用水を一人あたり1日3リットルを給水できる体制を整えていますが、それだけでは飲用以外の清掃、トイレ、風呂等のための雑用水が不足すると考えられ、地域の衛生状態の悪化につながる恐れも出てきます。

そこで仙台市では、大規模な災害が発生して、万が一水道水の供給が停止したとき等に、井戸水を雑用水（トイレ、洗濯、清掃用水等で、飲用以外に使用する水）として近所の方に提供していただく「災害応急用井戸」の登録を、平成12年度から進めています。

市民のみなさまに、災害時に災害応急用井戸を効率よく確実に利用していただけるよう、災害応急用井戸をご提供いただいている事業所について、事業所名と住所を公開しています。（ホームページへの掲載にご承諾いただいた事業所についてのみ、掲載しております。）

これらの所在地は、せんだいくらしのマップで確認できます。地図カテゴリ「防災」の中の「施設情報」から、「災害応急用井戸」を選択してください。

事業所以外にも、一般のご家庭からも災害応急用井戸をご提供いただいております。

登録されている災害応急用井戸のリスト（事業所・個人宅）は、各区の区民生活課、宮城総合支所まちづくり推進課および環境対策課にて保管しております。災害応急用井戸の情報については、お住まいの区の区役所の区民生活課にお問い合わせください。

災害時の備えとして、日頃から近所の井戸情報を確認しておきましょう！

井戸水の提供はボランティアであり、提供について井戸の所有者が絶対の責任を負うものではありません。
井戸水の利用にあたっては、所有者の指示に従ってください。
井戸水の提供を受けるための容器は利用者が準備し、井戸水の持ち帰りは利用者が行ってください。
井戸水は、雑用水（トイレ、洗濯、清掃用水等）として用い、飲用には使用しないでください。
井戸水の利用は、災害発生時に限ります。
停電時には使用できない井戸もありますので、その場合は電気の復旧後にご利用ください。
井戸水の提供を受けた結果、提供者の故意によるものでなく、利用者の身体及び利用者の所有する物品に被害を被った場合は、提供者にその責は問えませんので、ご了承ください。
井戸水を採ることができる場所には、基本的に「災害応急用井戸」のプレートが掲示されています。

災害応急用井戸のプレート（家の前など）プレート（蛇口付近）