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更新日:2023年9月8日
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皆さんの命や財産を脅かす浸水被害をなんとしても防ぎたい、これは私たちの共通の願いです。
浸水被害を防ぐためには何が必要なのでしょうか。浸水被害の原因について考えてみましょう。
浸水被害のしくみを考えるうえで、次のように置き換えてみましょう。
皆さんの街に降った雨(自動車)は、下水道管(一般道路)を通って河川(高速道路)に入り、最終目的地(海)へと向かいます。
浸水被害は雨水の交通渋滞?
雨水の渋滞が起こる原因を考えてみましょう。
|
道路渋滞の原因 |
浸水被害の場合 |
原因 |
---|---|---|---|
1 |
盆・正月の帰省ラッシュ |
大雨が降る |
天候 |
2 |
自家用車の普及 |
流出率の増加 |
都市化 |
3 |
通勤通学時間のラッシュアワー |
流出時間の短縮 |
|
4 |
道路がせまい、道路が少ない |
下水道管の能力不足、未整備 |
下水道整備 |
5 |
工事による車線減少 |
ボトルネック |
|
6 |
工事による通行止め |
雨水ますや下水道管の詰まり |
清掃 |
7 |
スピードの出ない上り坂 |
丘陵地と平野部の境界 |
地形 |
8 |
高速道路が通行止めで一般道路が渋滞 |
河川堤防決壊(外水被害) |
下線整備 |
詳しくは、次ページ「渋滞の起きる原因」をご覧ください。
実際には上の表で示した渋滞の原因1~8の要因が複雑に影響して浸水被害を起こします。
浸水を防ぐためにはこれらの原因をなくす必要がありますが、具体的な対策が難しい原因もあります。
下水道管の能力不足で起きる浸水被害を「内水被害」といい、河川の能力不足で起きる浸水被害を「外水被害」と言います。
仙台市危機管理局で作成した洪水ハザードマップは外水被害予想図であり、1000年に1回の大雨で、河川堤防からあふれたり、堤防が壊れたりした場合の予想です。
仙台の下水道では、10年に1回の大雨に対応した施設整備を進めており、下水道の整備によって洪水ハザードマップでの被害を全て解消できる訳ではありません。
下水道の浸水対策は、たくさんのお金と時間が必要なので、なかなか進んでいないのが現状です。
自分の家に降った雨を、なるべく下水道に流さないようにすれば、浸水被害を軽減することができます。
また、道路の雨水ますや側溝が詰まっていては、役に立ちません。
ゴミをますや側溝に入れないことや、大雨の降る季節には、落ち葉やゴミなどを掃除することも、皆さんにできる浸水対策です。
街を浸水被害から守るため、雨や下水道にやさしい暮らしをしてみませんか?
大雨が発生した場合、地下街や建物の地下室(地下施設)は浸水しやすく、たいへん危険です。
地下施設を管理している方や利用している方は、大雨時の浸水防止対策や緊急時の避難等について、あらかじめ対策を立てておきましょう。
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