ページID:12023
更新日:2025年5月26日
ここから本文です。
加齢などにより心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながり等)が低下した状態をフレイルと言います。
フレイルは、健康な状態と要介護状態のちょうど真ん中の状態です。多くの人が健康な状態からこのフレイルの段階を経て、要介護状態に陥ると考えられています。しかし、早めに対処すれば健康な状態に戻ることができる状態でもあります。
今からここ仙台でフレイル予防をはじめよう!(PDF:1,354KB)
フレイルの入り口は社会とのつながりを失うことです。定年退職やケガ、家族との死別等で行動範囲が狭まり、こころが落ち込むことで、栄養状態も悪化し、身体の不調につながります。
フレイル予防のためには運動や食事、お口のケアの見直し、人との交流などバランスよく取り組むことが大切です。
図.健康長寿のための3つの柱(参考:健康長寿ネット)
低栄養で痩せている方が、要介護状態になりやすいことがわかっています。毎日の食事を少し意識して、しっかりと栄養をとりましょう!
身体に必要な栄養がしっかりとれるよう、朝・昼・夕の1日3回食事をとりましょう。
「主食」、「主菜」、「副菜」をそろえると、栄養のバランスが整いやすくなります。フレイル予防で特に大切なのは、たんぱく質を多く含む「主菜」です。毎食欠かさず食べましょう。
いろいろな種類の食品を組み合わせて食べることで、筋肉量の低下や身体機能の低下を予防することができます。
かめない食品が増える、むせるなど、お口に関するささいな衰えをオーラルフレイルと言い、要介護を招く
要因の一つとなっています。放っておくと全身の筋肉が弱まり、介護が必要になるリスクが2.4倍※になり
ます。オーラルフレイルを予防してお口の健康を保ちましょう!
毎食後・寝る前の歯みがきや義歯の清掃をしっかりと行いましょう。
舌や唇、頬、のどの筋肉を鍛えると、食べ物や飲み物の飲み込みにくさや、むせの改善につながります。またいきいきとした表情を保ちます。
かみごたえのある食材を使用したり、食材を大きくするとかむ力が維持できます。
口腔ケアには自分で毎日行うセルフケアと、歯科医師や歯科衛生士などの専門家が行うプロフェッショナルケアがあります。年に1度は歯の健康診査を行い、ご自身の口腔状態に合わせたケアを行ってもらいましょう。
介護が必要になるきっかけは転倒や骨折など筋力の低下から引き起こされるものがほとんどです。日頃から意識して運動し、楽しく活動できる身体や体力を維持しましょう!
生活のなかでこまめに動き、横になったまま・座ったままの時間を減らしましょう。家事もこまめに、できることは自分で行い、家庭内での役割をもちましょう。
多要素な運動によって転倒・骨折が減少し、身体機能が維持・向上することがわかっています。ウォーキングや筋力トレーニングなど、いろいろな運動を組み合わせて身体を動かしましょう。また、仙台市内には健康遊具がある公園もあります。ぜひ活用しましょう。
友人や家族と一緒に運動するのもおすすめです。仙台市には地域の方が集まって運動している介護予防自主グループもございますので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。詳しくは地域包括支援センターにお尋ねください。
介護・フレイル予防の鍵として、人や社会とのつながりが大切と言われています。
また、社会参加の習慣や役割がある人ほど、転倒や認知症・うつのリスクが低い傾向があります。
地域では趣味活動やボランティア活動、スポーツ、学習活動など様々な活動が行われています。自分に合う活動を見つけて、仲間と出会い、無理なく続けることがフレイル予防につながります。
パソコンやスマートフォンなどでインターネットが使えるようになると、日本だけでなく世界中の人ともつながれます。共通の趣味を持つ新しい友達とも出会え、さまざまな情報に触れることができます。ただし、詐欺サイトや不正送金メール(架空請求)などには注意する必要があります。
胃がん検診、子宮頸がん検診、乳がん検診、大腸がん検診、肺がん・結核健診があります。受診を希望する場合は、ご自身で申込が必要です。
血液検査や尿検査などで全身の健康状態を知ることができます。特定健診は、40歳から74歳までの方が対象で、国民健康保険(仙台市)加入の方は、申し込みは不要です。社会保険加入の方は、加入している医療保険者にお尋ねください。基礎健診は、75歳以上の方など後期高齢者医療制度加入の方が対象で、受診を希望する場合は、ご自身で申込が必要です。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをダウンロードしてください。Adobe Readerのダウンロードページ
お問い合わせ
Copyright©City of Sendai All Rights Reserved.