更新日:2023年4月17日

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エコモデルタウン推進事業

新着情報

エコモデルタウン事業の概要

事業イメージ

仙台市では震災時に長期にわたる停電(電源喪失)を経験したことを教訓に、エネルギー地産地消のまち「エコモデルタウンプロジェクト」にて、特定のエネルギーに過度に依存せず、暮らしに必要なエネルギーを自ら効率的に作り出すことのできるまちづくりを民間資本との協働により推進しています。

「エコモデルタウン」では、非常時のエネルギー確保や、平時の高いエネルギー効率と経済性の両立を図る地域モデルの実現に向けた取組みをおこなうため、平成25年度末に、田子西土地区画整理事業地内の復興公営住宅と戸建住宅、荒井東土地区画整理事業地内の復興公営住宅に、さまざまな方法で発電した電気を効率よく組み合わせて供給するためのエネルギーマネジメントシステムとHEMS(※)を導入しました。
また、平成26年度から34年度末までの運用事業を通して、エコモデルタウン事業の事業性の向上を図るとともに、他地域への展開を踏まえた事業の標準化の可能性を検証するため、民間事業者から提出される事業継続報告をもとに、事業実績の評価を実施していきます。

HEMS

(※)HEMS:Home Energy Management System(ホームエネルギーマネジメントシステム)家庭で使うエネルギーを節約するための管理システムです。

家電や電気設備とつないで、電気やガスなどの使用量を配布しているタブレットで「見える化」することができるため、普段の生活でどのぐらいの電気が使用されているかを具体的な数値で把握できることから、より効果的なエネルギーの節約が可能となります。

エコモデルタウン事業の概要

特徴および居住者のメリット

特徴

  • 民間事業者が電気や水道(※田子西のみ)の供給、発電量と消費電力量の見える化サービスを提供するタウンマネジメント事業です。
  • 敷地内にある集会所では、停電時でも電気が利用できます。住民同士の交流の場とするだけでなく、災害時には、一時的な避難施設として利用することができます。

居住者のメリット

  • 利用するエネルギーの見える化による省エネ行動モデルの実践 →光熱費削減
  • 災害時に集会所や街路灯へ電源供給 → 防災拠点の確保
  • 防災意識の地域的な発揚 → 地域コミュニティによる支え合い

田子西地区

事業概要

荒井東復興公営住宅

  • 事業者:一般社団法人 仙台グリーン・コミュニティ推進協議会(外部サイトへリンク)
  • 場所:宮城野区田子西地区(田子西土地区画整理事業区域内)
  • 整備事業:平成25年度~平成26年度
    対象施設の各戸に電力使用量の「見える化」を行うための設備を設置する。太陽光発電、ガスコージェネレーションシステム、蓄電池、スマートメーター、エネルギーマネジメントシステム等を設置する。
  • 運用事業:平成26年度~平成34年度末
    整備事業の完了後、非常時の電力供給や平常時の電力需給調整を実施することで、CEMS(※)を用いたビジネスモデルを構築する。
  • 対象施設:田子西土地区画整理事業内の復興公営住宅(4棟・176世帯)及び戸建て住宅(16戸)
  • 事業にかかる費用:総務省の「情報通信技術利活用事業費補助金」を活用し、整備事業にかかる対象経費の総額を補助する。

具体的な内容

概要

復興公営住宅エリア(176世帯)と戸建住宅エリア(16戸)において、CEMSによるエネルギーマネジメントを行っています。
復興公営住宅エリアでは、太陽光発電パネル(40kW)、蓄電池(50kWh)、ガスコージェネレーションシステム(25kW)(都市ガスから電気とお湯を同時につくるシステム)とHEMSを導入し、それらの電源を効率的に組み合わせることで、エネルギーの有効利用を図ります。
また、戸建住宅エリアでは、5種類の電源(系統電源、太陽光発電パネル、燃料電池、蓄電池、電気自動車)を賢く使い、エネルギー自給率の高い低炭素なスマートハウスを実現しました。スマートハウスに導入したHEMSの特徴として、電気自動車の走行履歴等も含んだ居住者のエネルギー利用の履歴よりアルゴリズムを学習し、充放電の効率化を行うことで自給率の向上を目指すHEMSを導入しています。

※CEMS:Community Energy Management System

CEMSは、地域全体で使う電力について、使用量の可視化やデマンドレスポンス、節電に向けた制御、発電・蓄電などを情報システムで管理する仕組みをいいます。

荒井東地区

事業概要

荒井東復興公営住宅

  • 事業者:荒井東復興公営住宅エネルギーマネジメント事業整備運用企業グループ「グループASN」
  • 場所:若林区荒井東地区(荒井東土地区画整理事業区域内)
  • 整備事業:平成25年度
    対象施設の各戸に電力使用量の「見える化」を行うための設備を設置する。一括受電設備、太陽光発電、蓄電池などの設備を設置する。
  • 運用事業:平成26年度~平成34年度末
    整備事業の完了後、利用者に「見える化」情報を提供するとともに、非常時の電力供給やピーク時の電力の需給調整を実施する。これによりエネルギーマネジメントシステムを用いたビジネスモデルの構築を図る。
  • 対象施設:荒井東土地区画整理事業地内の復興公営住宅2棟(第1期197戸、第2期101戸)
  • 事業者の負担区分:一括受電、太陽光発電などエネルギーの供給にかかる設備費については、仙台市が負担し、電力使用量の「見える化」などの設備費及び運用事業にかかる費用については、事業者が負担する。

具体的な内容

復興公営住宅エリアに太陽光発電パネル(10kW)、蓄電池(34kWh)およびHEMS(全298世帯)を導入し、エネルギーマネジメントを実施しています。

これまでの経過

お問い合わせ

環境局地球温暖化対策推進課

仙台市青葉区二日町6-12二日町第二仮庁舎5階

電話番号:022-214-8467

ファクス:022-214-0580