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更新日:2024年5月31日
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東日本大震災では、電気・ガス・ガソリン等の供給が途絶し、避難所運営などの初期対応においてさまざまな不都合が生じました。
こうした経験を踏まえ、災害時における自立的な電源を確保するとともに、平常時の二酸化炭素排出量の削減を図るため、市内の指定避難所等199ヶ所に太陽光発電と蓄電池を組み合わせた「防災対応型太陽光発電システム」を導入しました。
長期間の停電が発生しても、太陽光発電と蓄電池を組み合わせることによって、天候に左右されず、昼夜を問わず防災無線やテレビなどの情報通信機器、照明、コンセント等が使用できます。
太陽光発電(10kW)/蓄電池(15kWh)/防災系高所照明(2灯)/防災系コンセント(3ケ所程度)※
※指定避難所等となっている体育館等の壁には、右のような「防災対応コンセント」が設置されています。災害時にはカバーを開けて、コンセントをご利用ください。
機器 | 台数 | 時間 |
---|---|---|
防災用無線 | 1基 | 24時間 |
テレビ | 1台 | 24時間 |
携帯電話 | 50台 | 充電 |
LED灯光器 | 2灯 | 6時間 |
防災系高所照明 | 2灯 | 6時間 |
大型扇風機 | 3台 | 6時間 |
電気の使用量合計:10kWh
防災訓練時に、防災系コンセントから給電したLED灯光器と防災系高所照明を使用しました。もしも夜間に災害が発生した場合でも避難所で必要なエネルギーを確保できるので安全に避難することが可能です。
仙台市内防災対応型太陽光発電システム導入小中学校等一覧(令和5年8月現在)(PDF:134KB)
平成27年度までに設置した防災対応型太陽光発電システムは「再生可能エネルギー等導入地方公共団体支援基金」を活用しました。詳細については、「再生可能エネルギー等導入地方公共団体支援基金」をご覧ください。
防災対応型太陽光発電システムのさらなる防災力強化と環境負荷低減などを図るため、令和5年度に株式会社NTTドコモと締結した協定に基づき、遠隔監視・制御等により、設備異常の早期発見や電力コストの低減、蓄電池の長寿命化などに資する取り組みを進めています。
施設数 | 発電量(kWh) | CO2削減量(kg-CO2)※ |
---|---|---|
199 | 1,478,889 | 680,289 |
※CO2排出係数は、東北電力株式会社の令和4年度排出実績(速報値)による
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