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更新日:2025年2月27日
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本市では、「自然共生サイト※1」認定地を増やすため、市内に土地を所有する方などから自然共生サイトの認定申請に意欲がある方を募集し、専門的な生き物調査のほか、認定申請に必要な事務を支援する「国の『自然共生サイト』認定促進に向けたモデル事業」を実施しています。
このたび、本日2月27日(木曜日)、当モデル事業で支援を行った民有地等2カ所の自然共生サイト認定が決定されました。3月17日(月曜日)に、環境省東北地方環境事務所で認定証授与式が行われます。今回の認定により、本市内の自然共生サイトは計4サイトで、市管理地以外の認定は初めてとなります。今後も引き続き生物多様性保全の推進に努めてまいります。
所在地:宮城野区岡田字新浜東通502 ほか 計1.5ha
サイトの概要および評価ポイント:
仙台平野に位置する田園で、東日本大震災で浸水するなどの被害を受けた。復興後は、農薬等を使用しない製法に切り替え、地域に生息していた絶滅危惧種ミナミメダカの地域固有種「井土(いど)メダカ」の保全活動に取り組むことで、準絶滅危惧種ミズアオイが生育するなど自然豊かな環境となった。
収穫したコメを「仙台メダカ米」として消費者に販売するなど、生物多様性保全の重要性を発信している点などが評価された。
所在地:太白区旗立2丁目2-1 ほか 計64ha
サイトの概要および評価ポイント:
準絶滅危惧種ヒメシャガなどの希少な植生を観察できるスギ人工林や学内農場などの多様な自然環境を有している。
これらの環境を生かして大学の講義や演習での活用や、地域の子どもたちの農作業体験といった地域貢献活動、行政や企業等と連携した森林調査など多様な活動が行われている点などが評価された。
3月17日(月曜日)14時~
環境省東北地方環境事務所 仙台第二合同庁舎内会議室(青葉区本町3-23-3)
※1 自然共生サイト
環境省では、「30by30目標※2」の達成に向けた取り組みとして、国立公園等の保護地域の新規指定・拡張等に取り組むとともに、令和5年4月より、地方公共団体や民間等の取り組みによって生物多様性の保全が図られている区域を「自然共生サイト」として認定する制度を開始した。
※2 30by30(サーティ・バイ・サーティ)目標
生物多様性の損失を食い止め、人と自然の結びつきを取り戻すために、令和4年12月に採択された世界目標。2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全することを目標としている。
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