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更新日:2025年2月17日

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「法領塚古墳」を市の指定記念物に指定しました

 聖ウルスラ学院の敷地北東に所在する「法領塚古墳」について、昨年12月24日に本市教育委員会で審議が行われ、新たな市の指定記念物として指定することを決定し、本日告示を行いました。

1 文化財概要

(1)指定名称

法領塚古墳(ほうりょうづかこふん)

(2)所在地

若林区一本杉町(聖ウルスラ学院敷地内)

(3)築造年代

古墳時代(7世紀前半頃)

(4)特徴・評価

  1. 当時の墳丘(土を盛った高まり)と横穴式石室(埋葬するための施設)を今に残す市内唯一の古墳であること。
  2. 直径55メートルと古墳時代終末期築造の古墳では東北地方最大級の円墳であること。
  3. 古墳の造り方が福島県や茨城県の古墳と共通することから他地域と交流があったことを読み取れること。

以上の3点から、古墳文化が終わりを迎える時期において、当時の地域一帯を代表するような有力者の存在や、地域的な交流があったことを今に残す貴重な史跡であると評価された。

(5)現状

墳丘部の高まりを残しており、埋葬部である石室内部の状況を確認することができる。昭和29年より学校法人聖ウルスラ学院により管理され、良好な状態で保存されている。

石室(埋葬用の部屋)の外観古墳全体の様子(平成22年度発掘調査時)

石室(埋葬用の部屋)の内部石室(埋葬施設)部分の様子

 

2 仙台市内における市指定文化財の指定状況(令和7年2月17日現在)

市指定文化財 118件(記念物17件、うち史跡10件)

※今回の告示による指定を含めた件数です

3 その他

現地見学の際は事前に学校法人聖ウルスラ学院へお問い合わせください。(電話)022-286-5935

お問い合わせ

教育局文化財課

仙台市青葉区上杉1-5-12 上杉分庁舎10階

電話番号:022-214-8893

ファクス:022-214-8399