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更新日:2024年11月1日

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これからの下水道財政

さらに維持管理費用がかかることに

下水道がつくられていない時代は、家庭や工場からの汚水は、そのまま川や海に流されていました。このため川や海は汚れてしまい、伝染病や公害が大きな問題となりました。そこで、昭和40年代頃から急速に下水道施設をつくってきました。現在では、仙台市のほとんどの家庭に下水道がいきわたり、伝染病や公害もなくなりました。

しかし、コンクリートで造られた下水道管などは、一般的に寿命が50年程度と言われています。そのため、今後は大規模な修理や取り替えが必要となる施設が多く出てくると考えられます。そのための費用も多く必要になっていくことになります。

限りある予算の下でこれらの修理や取り替えを行っていくためには、より一層計画的で効率的な資産管理を行っていく必要があることから、「アセットマネジメント」の取り組みを進めています。

(※)アセットマネジメントとは?

現在の資産の状況を把握・評価した上で将来の状況を予測し、資産(下水道施設)をなるべく長く有効に活用するためにはいつどこにどのような対策を行うのが効率的なのかを判断するための手法です。

下水道事業は多額の借金を抱えています

  • いくら借金があるの?
    令和5年度末現在の借金の残高は、1,649億円です(令和4年度末は1,697億円)。
  • なぜ借金があるの?
    下水道管などの施設をつくるためには、多額の費用がかかります。それをまかなうために借金をしています。
  • なぜ借金をして施設をつくるの?
    それは、将来の下水道利用者にも平等に負担してもらうためです。
    下水道管などの施設は、長い年月にわたって使います。つくった年に、借金をせずに全額支払うと、その年の利用者だけに負担を求めることになります。
    借金をすることで、つくった時の利用者だけでなく、これからの利用者にも平等に負担を求めることができます。

年度ごとの企業債元金償還額の推移

R5推移

 

借金の元金償還額は、令和2年度をピークに若干の減少に転じています。

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