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更新日:2023年10月30日
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令和4年7月に市内の医療機関で結核患者※1が発生し、関係者に対する疫学調査および接触者の健康診断を行った結果、これまでに、加えて4人の結核患者と1人の潜在性結核感染症患者※2の発生を確認しました。患者への疫学調査および結核菌遺伝子型分析の結果、本件が結核の集団感染であることが確定しました。
結核は過去の病気ではなく、いまだに多くの方が感染、発病しています。年に1度は健康診断を受け、また、風邪のような症状が2週間以上続く場合は医療機関を受診しましょう。
令和5年10月19日(木曜日)
70代、女性
団体職員
令和4年4月上旬(推定)
令和4年7月7日
職場健診
不明
令和4年7月7日に医療機関から仙台市保健所泉支所に結核患者(初探知患者)の発生届があった。
泉支所は発生届を受け、当該患者への疫学調査を開始し、これまでに47人の接触者健康診断(初探知患者の勤務先等)を実施した。
この結果、令和5年10月19日までに結核患者4人、潜在性結核感染症患者1人を確認した。結核菌遺伝子型分析を行ったところ、3人の遺伝子型が一致したことから、集団感染※3であることが確定した。
結核患者 5人(初探知患者を含む) ※うち3人は現在も治療中
潜在性結核感染症患者 1人 ※現在も治療中
患者の健康調査、接触者調査および感染拡大防止の立ち入り等による指導を実施。
治療中の患者に対して、服薬継続が確実に行われるよう支援を実施。
接触者に対して健診や継続的な経過観察等を実施。
※1 結核患者
結核菌に感染し、免疫力の低下などで、菌が体内で活動し始め、主に肺に病巣をつくり、咳
せき、痰たん等の症状がある方
※2 潜在性結核感染症患者
結核菌に感染しているが、発病していない方
※3 結核集団感染の定義(平成19年3月29日付厚生労働省結核感染症課長通知)
同一の感染源が、2家族以上にまたがり、20人以上に結核を感染させた場合をいう。ただし、発病者(結核患者)1人は6人が感染したものとして感染者数を計算する。
本件の場合、感染者数は25人(発病者4人×6人+感染者(発病者を除く)1人×1人)。
宮城県内では平成5年以降13件発生し、本事例で14件目(うち仙台市11件目)。
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