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更新日:2023年7月20日

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市立中学校における理科の実験中の事故について

本日7月20日(木曜日)、柳生中学校において、理科の実験中にアンモニア水が飛散する事故が発生し、生徒と教員が体調の異変等を訴え、うち生徒2名と教員が病院を受診しました。3名とも異常は確認されませんでしたが、影響を受けた生徒および保護者の皆さまには心よりおわびを申し上げますとともに、再発防止に向け万全を尽くしてまいります。

1 体調不良者等

柳生中学校 1学年生徒4名、授業担当教員1名  計5名

2 事故の概要

7月20日(木曜日)10時30分ごろ(2校時)、第1学年「理科」の授業中、教員が行った実験においてアンモニア水が飛散し、その実験を近くで見ていた生徒4名と当該教員にその液体がかかった。

目に液体が入った生徒1名と当該教員は応急処置後、救急搬送され、2名とも現時点で異状はない。腕に液体がかかった生徒2名、臭いで気分が悪くなったと訴えた生徒1名は、救急隊員の指示の下、保健室で経過観察をし、その後授業に復帰した。

その後、腕に液体がかかった生徒1名がしびれ等を訴えたため、病院を受診し、薬の処方を受け帰宅した。

なお、実験は、アンモニアの性質を調べるもので、試験管にアンモニア水と沸騰石を入れ、ゴム栓をし、横向きに設置したものを炎で熱してアンモニア(気体)をフラスコに集めるもの。炎で熱している際、ゴム栓が外れ、フラスコ内のアンモニア水が飛散した。

3 学校・教育委員会の対応

  1. 学校から関係生徒の保護者へ連絡し、謝罪および状況の説明を行った。また、全生徒の保護者あてに事故の報告の文書を配付した。
  2. 教育委員会から当該中学校へ2名の指導主事を派遣し、情報収集と対応助言を行っている。
  3. 授業および部活動は通常どおり実施した。

4 再発防止策

学習指導要領解説において、観察・実験の安全を確保するために予備実験を行い、危険要素の検討を行っておくこと、実験器具について事前の点検が大切であることなど、水溶液等が飛散する可能性のある観察・実験では保護眼鏡を着用させることが示されていることから、改めて観察・実験時の注意事項について点検・確認し、事故防止を徹底するよう、教育委員会から全市立学校へ通知する。

 

お問い合わせ

【事故の経過等について】
教育局教育相談課
仙台市青葉区上杉1-5-12上杉分庁舎13階
電話番号:022-214-8878 ファクス:022-264-4437

【実験の内容等について】
教育局教育指導課
仙台市青葉区上杉1-5-12上杉分庁舎13階
電話番号:022-214-0009 ファクス:022-264-4437