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更新日:2023年4月4日

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その他質疑応答(令和5年4月3日)

令和5年4月3日

 

電力ビル街区の再開発等について

Q1

都心再構築(プロジェクト)の関係で電力ビルのところで新たな動きがあるようです。市としても大きな期待があると思うのですけれども、市長としてはどういった期待、または課題などあるように感じていらっしゃるのでしょうか。

A1

電力ビルを含む街区で、先日市街地再開発事業準備組合が設立されたと聞いております。この準備組合による正式な発表がなされるのだろうというふうに思っています。仙台市がこの間進めてまいりました都心再構築プロジェクト、今年11月には指定の第1号のビルがしゅん工いたします。成果が見えてきている中で今回さらに規模の大きな再開発事業が進められるということであれば、これは都心の開発がいよいよ本格化してくるなというような思いで大変うれしく感じているところです。今後地権者の方々によって計画の具体化に向けた議論が活発に行われていくことになるのだろうというふうに思いますけれども、その動きというのを期待しながら見させていただきたいと思います。

 

Q2

これまでの例ですと東京資本のところが大きかったのですが、地元資本となると他のところの呼び水になるのかなという期待もあると思うのですが、そういったところの期待はいかがでしょうか。

A2

大きな街区での再開発になります。これは市民の皆さま方もきっと目を見張るようなものになるのだろうというふうな期待を私自身持っておりまして、本市におきましても大きな変化になるのだろうというふうに思います。具体的にこの本市の再構築プロジェクトをどのように使っていただけるのかなどは、これから準備組合の皆さま方とのご議論の中なのだろうというふうに思っておりまして、具体的なところは私の方からまだ何も言えないところですけれども、期待は大きいというふうに申し上げたいと思います。

 

Q3

比較的規模の小さいところが仙台では今後増えてくるのかなというような、私は感じてはいるのですけれども、今回のような大きなものではなく、もう少し規模の小さいところへの波及なり期待なりというのはありますか。

A3

既に幾つかのビルの建築が始まってもいるというふうに見ています。大きな変化をまた生んでいるのだろうなというふうに思います。具体的に幾つかあろうかと思います。

(都心まちづくり課長)

大きな再開発だけではなくて小さなものもということで、令和2年4月に指定第1号案件のアーバンネット仙台中央ビルの方を公表いたしましたがその後も3件ほど出ております。それ以外にもいろいろ事業者さんの方からご相談なんかも受けておりますので、今後こういう大きな開発とともに小さい開発についてもしっかり支援してまいりたいと思っております。

 

Q4

アーバンネット(仙台中央ビル)の事業以降3件というのは具体的に言えるものなのでしょうか。

A4

(都心まちづくり課長)

ちょっと今それは準備持ち合わせていませんので後ほどお知らせいたしたいと思います。

 

Q5

今の話とも若干絡むのですけれども、東北学院大学が都心に移転したこともあって都心の再開発が進みつつあるわけですけれども、一方で東北学院大学が泉からこちらにキャンパスを移す、多賀城からこちらに移す、圏域全体としては人口減少社会を見据えてぎゅっと中心部の方に寄ってくると、今まであった周辺部のにぎわいについて若干減じる部分もあろうかと思います。そこら辺の都市圏の再開発とその周辺部のてこ入れというか、そういうところのバランスをどういうふうにやっていこうというふうにお考えでしょうか。

A5

まず東北学院大学が中央に、泉からあるいは多賀城からということになって、新しいキャンパスがオープンしたわけですけれども、泉キャンパスについてはいましばらく施設を残されて活動も続けられるというふうに聞いておりますし、また周辺の地域についてもさまざまな取り組みも始まっているというふうに思います。そういう意味ではにぎわいをすっぽり中心部に集中させるということのみならず、元あった所あるいは継続して学生さんたちが少なくなる所も見ていかなくてはいけないというふうには考えているところです。ただ一方で例えば周辺に膨大に広がって住宅なりなんなりを広げる新たな周辺部の開発ということは、ある程度制限をしていく必要もあろうかと思います。仙台の豊かな自然と都市機能をどのようにこれから先維持していくのかということ、これは重要な視点だと思っておりまして、そういうことも考えながら取り組ませていただきたいと思っております。

 

仙台七夕まつりについて

Q6

先般仙台七夕(まつり)について通常開催ということが発表されましたけれども、市長の所感をお願いいたします。

A6

まず例年にないスピードで桜が満開になったということで、土日はあちこちでレジャーシートを敷いて多くの方々がお花見を楽しまれた様子も久しぶりに見る景色だと思いました。そういう意味では、今後アフターコロナという側面がもうすぐそこにあって、いえ、もう始まっていると言えるわけでして、そういう中ではさまざまなことがにぎわいをもたらしてくれるものというふうに捉えて取り組んでいく必要があるのだろうと思います。仙台七夕(まつり)も重要な観光コンテンツだというふうに思っておりまして、多くの方々に通常どおりの開催で訪れていただけることを期待したいと思っています。

 

坂本龍一氏の逝去について

Q7

坂本龍一さんが亡くなったということについて、過去の記事を見ると震災後の子どもの音楽再生基金なんかで仙台にも訪れて演奏なんかもされているようなのですけれども、市長ご自身、生前、交流なり何かあれば教えていただければと思うのですけれども。

A7

坂本龍一さんと本市との関係についてはまだ聞いてはいないところです。ただとても残念なニュースに昨夜触れることになりました。心からご冥福をお祈りしたいと思います。私自身もYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の初めてあの音楽に触れてときは衝撃的でした。その後も坂本龍一さんの素晴らしい曲の数々に癒やされたり励まされたり、大変素晴らしい音楽家でいらしたわけですね。本当に残念でならないと思っております。

 

ジャイアントパンダの誘致について

Q8

先週公明党の山口代表が仙台にパンダをというようなお話を中国の団体の方に要請しているという報道があったと思うのですけれども、コロナ禍があったことで、多分パンダを仙台に持ってくるという動きが少しストップしていたのかなと思うのですけれども、改めて新年度を迎えましてアフターコロナが始まってくる中で、パンダ誘致というのですか、仙台市は今後どのように取り組んでいきたいのか所感があれば教えていただければと思います。

A8

東日本大震災を契機にして子どもたちに笑顔と夢を届けたいと、そしてまた八木山動物公園でこの間ずっと培ってきた繁殖技術を活用したいという、そういう趣旨でこれまで誘致活動を続けてきたところでございます。今回の公明党さんの要請というのは本市にとってありがたいことだなというふうに受け止めました。

 

Q9

ありがたいことだと受け止め、それに対して市としてさらなる例えば働きかけをするとか、国と国の関係なので静観をするとか、政府に対して何かを言うとか、どういった、ありがたいと受け止めた上でその後どうしようと考えていらっしゃるのでしょうか。

A9

この間は先ほどもありましたけれども(新型)コロナ(ウイルス感染症)の影響などもありましたし、活動はしてこなかった、進められなかった状況でございますけれども、誘致に対しての思いは変わっていないということもございます。引き続きいろいろと検討させていただきたいと考えています。

 

不適切な事務処理の防止について

Q10

昨年度ちょっと残念ながら不祥事というか(事務)ミスというか、そういうものが件数的に相次いだように感じておるのですけれども、新しい年度を迎えて、新年度そういったことを踏まえて、今市長の決意というかもしあったらお願いします。

A10

市民の皆さま方には大変ご心配も、そしてご迷惑もおかけする、信頼を揺るがす、そのような事案が昨年度相次いだこと、大変申し訳なく思うところですけれども、いつまでも下を向いてはいられません。もちろん綱紀粛正、きちんとした業務を執行していくということはもちろんのことですけれども、元気に前を向いて市民の皆さま方にしっかりと信頼を得られるような、率先してさまざまな取り組みを進めてゆく、そんな元気な職員たちに頑張ってもらえるように、そのようなことを今日も(訓示の中で)お話しいたしました。もちろん失敗は付き物だろうと思いますけれども、その失敗をリカバーできるように、組織を挙げて取り組む重要性についても話したところです。新しく職場が変わった人たちがいっぱいいるわけですけれども、その皆さんたちで新しいそれぞれの職場風土をつくりながら強靱な市役所をつくってまいりたいと思います。

 

Q11

ちょうど年度替わり、引き継ぎの時期で、今が一番大事な時期とも考えられます。例えば研修の充実とか引継書のマニュアル化とか、具体的にどういうことが必要で、今後どういうチェック機能を働かせなければいけないかとか、もう少し具体的にお聞きできればなと思うのですけれどもその点についてお願いします。

A11

それぞれの部署でさまざまあろうかと思います。マニュアルをちゃんと持っているところもあるのだと思うのですけれども、それについての再度のチェックですとか、あるいは顔を見ながら上司、部下、同僚らのコミュニケーションがなかなか今般のコロナ(禍)の中で行き届かないところもあったのだろうと思います。そういうことも含めて、この間さまざまな検証というのもしてもらったというふうに認識をしておりまして、おっしゃられるように新しい職員も増えているわけです。しっかりと研修も重ねながらよりよい市役所の役所風土というと何だかあまりよくない聞こえ方ですけれども、新たなマインドを持って、職員に頑張ってもらえるように努力してまいりたいと思います。

 

仙台市長 郡 和子