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更新日:2023年4月4日

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新年度当初の会見にあたって

令和5年4月3日

 

例年にない早いスピードで咲き揃った桜の花に囲まれてこの4月を迎えました。年度当初の新規採用職員の辞令交付式も平成31年4月以来4年ぶりに一堂に会して行うなど、長きに渡ったコロナ禍との戦いは大きな節目を迎えつつあります。

午前中の職員訓示でも話をしたところでございますが、この令和5年度はアフターコロナの時代の始まりとなる、重要な1年であると考えております。開催が間近となった全国都市緑化仙台フェアやG7科学技術大臣会合は、観光再生元年と位置付けた令和5年度のスタートを飾る重要なイベントとなります。まずはこの機会を最大限に活用して、本市のみならず宮城・東北の魅力を国内外へ発信できるように取り組みを進めてまいります。

今年の1月にシリコンバレーを訪問いたしました。世界の社会課題を解決するビジネスを創出していくために、本市が世界をリードしていくのだというマインドを持ってスタートアップ支援にさらに力を入れてまいります。

我が国では急激な人口減少が予測されています。そのような中、都市が持続的に発展していくためには、脱炭素や新たなテクノロジーへの対応など世界の潮流を的確に捉えながら魅力を高めていくことが不可欠であります。特に課題先進地と呼ばれる東北の中にあって、本市の役割というのは大きいと考えています。「子育てが楽しいまち・仙台」の実現に向けた取り組みや、また「Full Digitalの市役所」の創出に向けた取り組みなど、各般の施策を着実に進めてまいります。

国際情勢は依然予断を許さない状況が続いています。物価高騰などが市民生活にも大きく影響を及ぼしています。先行きの不確実性が増す中で市民の皆さまのいのちと安全・安心な暮らしを守るという本来の使命を全うし、次のステージに仙台を進めていくための新たな一歩を踏み出すために今年度も市役所一丸となって全力で取り組んでまいりますので、ご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げます。

 

仙台市長 郡 和子