市税の中で、法律によって収入の使いみちが特定されているものを目的税といいます。本市では、目的税として入湯税、事業所税及び都市計画税を課税しており、令和6年度におけるこれらの目的税の収入及び使途の状況は、以下のとおりです。

入湯税の使途状況

入湯税について

　入湯税は、温泉の利用者に課税される目的税です。納めていただいた税金は、観光施設、消防施設などの設備および観光の振興に要する費用に活用しています。

税収額（令和6年度決算）

　230,804千円

入湯税の使途状況（令和6年度決算）

区分	事業内容	決算額（充当額）
観光振興	秋保文化の里センター運営管理	48,995千円
	キャンペーン等開催	33,575千円
	秋保ビジターセンター等運営管理	18,836千円
	仙台観光国際協会補助金（秋保・作並定義・泉西部地区活性化支援助成金事業等）	15,586千円
	観光パンフレット作成	680千円
	小計	117,672千円
観光施設の整備	秋保ビジターセンター維持管理等	18,070千円
	秋保大滝維持管理等（大滝れすとはうす、駐車場等）	11,457千円
	作並観光交流センター維持管理等	11,161千円
	泉ヶ岳維持管理等（駐車場等）	6,954千円
	奥新川維持管理等（簡易水道設備等）	5,369千円
	定義交流センター維持管理等	4,483千円
	秋保工芸の里維持管理等	3,220千円
	その他観光施設維持管理等	13,987千円
	小計	74,701千円
消防施設等の整備	消防車両整備	38,431千円
合計		230,804千円

主な活用事例の紹介（令和6年度決算）

観光振興

観光振興の施策に活用しました。

秋保地区における川遊び

秋保文化の里センター指定管理者企画催事

作並地区におけるライトアップイベント

湯神神社ライトアップナイト

 

観光施設の整備

観光施設の維持管理に活用しました。

作並観光交流センター（ラサンタ）　動輪モニュメント

秋保大滝

 

消防施設等の整備

消防車両の購入に活用しました。

救助工作車（左）　はしご付消防自動車（右）

 

事業所税の使途状況

事業所税について

　事業所税は、大都市の都市環境の整備・改善のために設けられた目的税で、一定規模（主に人口30万人以上）の都市の区域内で事業を営む事業主の方に課税されます。本市では納めていただいた税金は、条例によりその2分の1に相当する額を公共施設保全整備基金に積み立てるほか、道路や公園等の都市環境の整備や改善に要する費用に活用しています。

税収額（令和6年度決算）

　5,802,751千円

事業所税の使途状況（令和6年度決算）

区分	決算額（充当額）
公共施設保全整備基金への積立※	2,898,000千円
都市計画道路・公園など、都市環境の整備及び改善に関する事業のために発行した市債にかかる償還等	2,904,751千円
合計	5,802,751千円

※　基金へ積み立てた金額は、学校や保育所、市民センターなど、本市のさまざまな公共施設の老朽化に対し、今後、大規模改修や更新を計画的に行うために活用する予定です。

 

都市計画税の使途状況

都市計画税について

　都市計画税は、市街化区域に土地または家屋を所有している方に課税される目的税です。納めていただいた税金は、道路、公園または下水道などの都市計画事業に充てる費用に活用しています。

税収額（令和6年度決算）

　17,680,111千円

都市計画税の使途状況（令和6年度決算）

区分	事業内容	決算額（充当額）
都市計画事業	都市計画道路（南小泉茂庭線など）	418,432千円
	公園（高砂中央公園整備など）	388,417千円
	市街地開発	307,652千円
	下水道事業への繰出金	1,689,462千円
	高速鉄道事業への繰出金	146,304千円
	小計	2,950,267千円
都市計画道路、公園等都市計画事業のために発行した市債にかかる償還等		14,729,844千円
合計		17,680,111千円