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更新日:2022年7月4日
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新型コロナウイルス感染症の後遺症に関しては、患者によっては、治療・療養が終わった後でも急性期症状が長引く(遷延する)ことがわかってきています。
厚生労働省の調査(厚生労働科学特別研究事業)によりますと、遷延する症状と考えられるものとして、「疲労感・倦怠感」、「息苦しさ」、「筋力低下」、「睡眠障害」、「思考力・集中力低下」、「脱毛」が挙げられています。
【参考】 この結果により、「疲労感・倦怠感、息苦しさ、筋力低下、睡眠障害、思考力・集中力低下、脱毛に関しては退院時までに認めた患者の3割以上が診断6か月後でも認めており、遷延する症状と考えられた。」と報告された。 |
また、遷延する症状が1つでも存在すると、健康に関連した「生活の質」は低下し、不安や抑うつ及び新型コロナウイルスに対する恐怖の傾向や、睡眠障害を自覚する傾向が強まるという研究結果も報告されています。
上記を含めた後遺症に関する研究は、現時点では感染者のみを対象とした横断研究が中心で、非感染者を対照群とした疫学研究は不足しているため、症状と新型コロナウイルス感染症との因果関係はまだはっきりとしていない状況であり、今後の研究の進展が待たれます。
もしも新型コロナウイルス感染症の後遺症が疑われる場合は、症状を我慢せずにかかりつけ医等の医療機関に相談してください。(後遺症の治療は対症療法が中心となります。また、受診や治療の際は所定の医療費が必要となります。)
なお、宮城県で実施した調査に対し相談等が可能と回答した診療・検査医療機関等のうち、ホームページでの公表に同意をいただいた医療機関について、下記の宮城県ホームページに掲載されています。
かかりつけ医がいない、相談する医療機関に迷う等の場合には、参考としてください。
【宮城県ホームページ】新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)について(外部サイトへリンク)(外部サイトへリンク)
【注意事項】
宮城県ホームページに掲載されていない医療機関においても、相談等が可能な場合がありますので、地域の身近な医療機関等に御相談ください。
宮城県ホームページに掲載されているのは、あくまで新型コロナウイルス感染症の罹患後に生じた症状等への診療・相談等が可能な医療機関です。そのため、必ずしもいわゆる後遺症であるとの確定診断を行うことができる訳ではありません。
「2.新型コロナウイルスについて」
→問9「新型コロナウイルス感染症になった後、症状が長引くことはありますか。」(外部サイトへリンク)
第9回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和2年9月24日)
→資料6「新型コロナウイルス感染症の後遺障害について」(外部サイトへリンク)
第39回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年6月16日)
→資料5「COVID-19後遺障害に関する実態調査(中間集計報告)等」(外部サイトへリンク)
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント(第1.1版)」(外部サイトへリンク)
※医師及び医療従事者向け冊子
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