更新日:2021年1月31日
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展覧会案内 / 次回展覧会予告 / 特別展・企画展(年度別)
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から令和2年4月に開催を見送った企画展「仙台の美と出会う―福島家三代の書画・工芸品コレクションー」の開催に代えて、常設展の特集展示「福島美術館の優品」において、この企画展のエッセンスを紹介しました。
仙台市若林区土樋(つちとい)にあった福島美術館(社会福祉法人共生福祉会運営)は、仙台で活躍した実業家・福島家が三代にわたり集めた約3,000点の美術工芸品を収蔵していました。 その内容は、伊達家ゆかりの文化財をはじめ、仙台四大(しだい)画家による絵画、さらに福島家が支援した近代の画家・書家の作品や、茶道具・香道具といった工芸品など多岐にわたります。 「街の小さな美術館」の愛称で親しまれてきた同館は平成30年に活動を休止し、文化財の多くが当館に寄託されました。 この特集展示では、福島美術館の資料の中から選りすぐりの優品を紹介します。 |
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福島家のコレクションの中核を担っているのが伊達家旧蔵の文化財です。初代藩主・伊達政宗の書状をはじめ、3代藩主・綱宗(つなむね)の絵画など歴代の仙台藩主にかかわる作品が多くあります。 |
茶席献立 伊達政宗筆 |
仙台藩に仕えた絵師の作品や、7代藩主・伊達重村(しげむら)の正室惇君(あつぎみ)(観心院(かんしんいん))の侍女(じじょ)・忠岡三千子の作品、また、仙台四大画家といわれる東東洋(あずま とうよう)、小池曲江(きょっこう)、菅井梅関(ばいかん)、菊田伊洲(いしゅう)の作品などを紹介します。 |
若衆・花魁(おいらん)図(花魁図) |
格調高い中国の花入れや、朝鮮の茶碗をはじめとした陶磁器のほか、茶道具、香道具、漆器などの優れた工芸品を展示します。 |
青磁鳳凰(ほうおう)耳花入 |
仙台・宮城の芸術家を広く支援した福島家とかかわりの深い近代の画家・書家の作品を展示します。
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猫に罌粟(けし)図 |
「めでた掛け」とは、福島美術館で毎年開催されていた正月恒例の展覧会です。晴れやかでおめでたい作品の数々をお楽しみください。
富士図 |
朱画達磨(だるま) |
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