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更新日:2025年6月9日
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本市では、令和6年度に運用を開始した3GeV高輝度放射光施設「NanoTerasu(ナノテラス)」の利活用を促進するため、「仙台市NanoTerasuトライアルユース事業」に取り組んでいます。
このたび、今年度の事業候補者として5事業者を選定しました。今後、事業候補者は実際にNanoTerasuを利用して、自社製品の品質や生産性の向上等に取り組みます。また、その成果を東北地方をはじめとする国内の産学官金関係者に広く周知することで、企業等によるNanoTerasuの利活用促進を図っていきます。
4月14日(月曜日)~5月16日(金曜日)
6事業者
書類審査
5事業者(下表のとおり)
事業候補者(所在地) | 提案概要 |
---|---|
伊那食品工業株式会社 (長野県伊那市) |
同一原料の寒天に対して物性が大きく変化した条件を設定し、温度変化下における構造の変化を解析するとともに、散乱プロファイルの数値的解析(フィッティングやモデル化)を行うことで、寒天内部構造の理解を図る。 |
株式会社金トビ志賀 (愛知県蒲郡市) |
独自の製法で製造した小麦粉について、微粒元素の動態を明らかにするとともに、小麦の明度をはじめとする外観品質との関係性を解明し、品種開発や選別基準の新たな視点の確立を目指す。 |
久慈琥珀株式会社 (岩手県久慈市) |
自社で販売する久慈産琥珀と、海外産琥珀の構造比較を行うとともに、琥珀に含まれる生活活性物質の構造解析法の確立を目指す。 |
株式会社東北アグリサイエンスイノベーション (宮城県仙台市) |
枯葉病の水田と改善した水田由来の品質の良いコメ籾を比較し、実験田由来のコメ籾全体の部位における養分元素類分布の分析を行うことで、コメの収量と品質改善を目指す。 |
マルニ食品株式会社 (宮城県登米市) |
フリーズドライ麺の生産コストと効率化の観点から、ナノテラスで測定した結果と機械学習を組み合わせることで、高品質を維持しながら、生産性を向上させることを目指す。 |
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