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更新日:2016年9月20日
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みなさん,こんにちは!僕らは海のパトロール隊です。
夏は「腸炎ビブリオ」による食中毒が起こりやすい季節。
残念ながらこの食中毒は、僕らの仲間の魚介類を介して起こることが多いのです。
みなさんで協力して腸炎ビブリオをやっつけましょう!
海のパトロール隊(カニ丸、イカノフスキー、タコロー、フィッシャー先生)
←こんな形をしています。
近海・沿岸の海水
海水温が上昇すると海水中で大量に増殖し魚介類に付着して上陸します。
刺身,寿司等の生食用魚介類,ゆでがに,焼きいか,浅漬けなど。
8~24時間
激しい腹痛(特に上腹部)・下痢・発熱(37~40℃)・嘔吐
9月のある日の午後2時半頃,市内の魚販店で「ゆでタラバガニ」を購入したAさんは,そのカニを持ったまま市内中心部を午後4時頃まで散策しました。
↓
その後帰宅したAさんは、「ゆでタラバガニ」が大きくて冷蔵庫に入りきらなかったため,夕食時まで購入したビニール袋のまま台所に置いておきました。
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午後6時頃 Aさんは,「ゆでタラバガニ」を取り出し皿に盛りつけて,夕食に家族とその親戚で食べました。
↓
数時間後,Aさんの家族と親戚のうち7人が激しい下痢,腹痛などの食中毒症状を起こしました。
どうして起こったの?
「ゆでタラバガニ」は,購入してから食べるまでの間,長時間室温放置されていました。このため,「ゆでタラバガニ」に付着していた食中毒菌の「腸炎ビブリオ」が増殖。さらに食べる直前に加熱するなどの予防措置もとられなかったことが,食中毒に至ってしまった要因と考えられます。
※症状があったときは,医療機関にて受診し,医師に相談しましょう。
生食用魚介類等が原因で,腸炎ビブリオによる食中毒が夏期に集中的に発生しやすいため,厚生労働省は,平成13年に,新たに生食用鮮魚介類等についての成分規格,加工基準,保存基準及び表示基準を設定しました。(平成13年7月1日より施行。なお,表示基準,加工基準の海水の使用に関する規定については,平成14年6月1日より施行。)
下表中の赤字の部分が,新しく規格基準として設定されたものです。
食品名 | 成分規格 | 加工基準 | 保存基準 | 表示基準 |
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生食用の切り身及びむき身 |
腸炎ビブリオ最確数;100/g以下 |
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清潔で衛生的な容器包装に入れ,10℃以下で保存 |
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ゆで |
飲食前に加熱を要しないものは 冷凍ゆでがには |
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食品名 | 成分規格 | 加工基準 |
---|---|---|
ゆでだこ |
腸炎ビブリオ;陰性 |
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生食用かき |
むき身(生食用)は |
|
冷凍食品 |
腸炎ビブリオ最確数 |
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