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更新日:2024年10月21日

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ノロウイルス

「ノロウイルス」はヒトの腸粘膜で増殖して,食中毒などの原因となるウイルスです。

このウイルスに感染すると,下痢をしたり,吐いたりといった胃腸炎症状が現れます。このページでは,ノロウイルスはどのようなウイルスか,また,感染しないためにはどうすればいいかなどについてご紹介します。

ノロウイルスによる食中毒等の発生は,一般的に冬場に多いとされています。今シーズンも流行が拡大するおそれがありますので,ご注意ください。

ノロウイルスとは

  • 感染力が強い(少量のウイルスで感染し,発症する率が高い)
  • 食品中では増えず,人の腸内で増えます
  • ノロウイルスに感染した人が,すべて発症するわけではありません

感染経路

ノロウイルス感染経路

経路1

  • ノロウイルスに汚染された食品(生かき等の貝類など)を食べたとき

経路2

  • 調理する人などの手を経てノロウイルスに汚染された食品を食べたとき

経路3

  • 発症した人のふん便やおう吐物の処理をしたときや,処理が不十分だったとき

経路4

  • ノロウイルスに汚染された手や物などに触れることにより,手についたウイルスが口に入ったとき

症状

  • 吐き気,おう吐,腹痛,下痢(水様性)
  • 通常1~2日間で回復しますが,小さなお子さんやお年寄り,病弱者など抵抗力の弱い方は重症化することもあります

潜伏期間

  • ウイルスが体に入ってから,24~48時間で発症します

予防方法

ノロウイルスの汚染が疑われる食品は,中心部までしっかり加熱する(中心温度85℃~90℃で90秒以上)

  • 湯通し程度の加熱ではウイルスは死にません
  • 一度加熱した食品であっても,盛り付けるときなどに手や器具を介してウイルスに汚染される場合が
    あります。手や器具類は常に清潔にし,食品の取扱いには最後まで注意しましょう

調理器具等(包丁,ふきん,まな板)はよく洗い,熱湯や消毒薬(塩素系漂白剤)で充分に消毒する

  • 逆性せっけん,消毒用アルコールは,ノロウイルスに対してはあまり効果がありません

調理の前,魚介類等の処理後,食事の前,汚物処理の後は,手指の洗浄消毒を充分にする

  • 1回だけでは不十分な可能性がありますので2回以上洗いましょう

糞便・吐物等を処理する際は,直接手でふれず,ビニール手袋やマスクを使用する

  • 症状があったときは,医療機関にて受診し,医師に相談しましょう。

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