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更新日:2024年4月10日

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-NanoTerasu(ナノテラス)運用開始-「NanoTerasuシェアリング2000」/トライアルユース事業ぜひご活用ください!(発表内容)

令和6年4月9日

 

本日4月9日から次世代放射光施設NanoTerasu(ナノテラス)が運用を始めました。本市ではナノテラスの産業利用促進を目的として、本市が保有する年間2,000時間の利用権を地元企業や本市への進出企業等にご利用いただく「NanoTerasuシェアリング2000」を昨年の12月から開始しています。この制度は、ナノテラス利用にかかる費用の一部を本市が負担することで企業の皆さま方の利用を後押しするものでございます。特に地元中小企業の皆さま方には自社製品の魅力・強みの証明、また品質向上のためにぜひ活用していただいて、企業価値の向上につなげていただきたいと考えております。

さらに、このNanoTerasuシェアリング2000の利用促進に向けまして、放射光の専門家によるナノテラス測定事前相談や、仙台市NanoTerasu測定支援補助金といった活用支援パッケージも準備をいたしました。事前相談は放射光を活用した分析経験がないという企業の皆さま方にも安心してご利用いただけるように、放射光の専門家から企業課題に対するナノテラスの活用方法等をご指南いただきます。測定支援補助金は大学や研究機関等からナノテラスでの測定・分析・解析の支援を受ける費用を補助するものでございまして、いずれのメニューもぜひご活用いただきたいと思っております。

また本市では、これまで次世代放射光施設の利活用促進に向けて、既存の放射光施設を利用したトライアルユース事業にも取り組んでまいりました。今般の運用開始により、ナノテラスでのトライアルユース事業についても昨日から募集を開始しております。これまでも多くの中小企業にご参画いただきまして活用事例の蓄積が進んでいます。放射光の活用の可能性を探るという使い方もできますので、ぜひご応募をいただきたいと思います。

これまでの取り組みを通じまして、ここ仙台でも確実にイノベーションの裾野は広がってきていると感じているところです。今後はこのナノテラスの利用を通じて、さらにさまざまな分野でのイノベーションが花開くのではないかと大いに期待を寄せています。多くの企業の皆さまに利活用していただきますと大変ありがたく思います。

 

仙台市長 郡 和子