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ホーム > ブログ・SNS > 八木山動物公園スタッフブログ「八木山ZOO通信」 > スタッフブログ2025 > ジェフロイクモザルの尻尾じっけん(2025年8月23日)
ページID:82210
更新日:2025年8月23日
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八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
常夏の今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
類人猿舎のサルたちは毎日暑いせいか、大分動きがゆっくりとなっていますが、活発に動いている「尻尾」の長いサルがいます。
こちらのジェフロイクモザルです。
ジェフロイクモザル
特徴的なのは、手のように器用に使える「尻尾」で、長い四肢と尻尾で樹木の間を移動する様子がクモのように見えることから、「クモザル」と名前が付けられました。
ブラキエーションをするジェフロイクモザル
ちなみに「ジェフロイ」とは発見者であるフランス人学者の名前からとったそうです。
尻尾はとても器用で、いろいろな物を掴むことができます。
例えば、ジェフロイクモザルの展示場前は草がきれいに揃えられていますが、これはクモザルたちが尻尾でむしって食べているからです。
実は尻尾の先の裏をよくみると、、、
ジェフロイクモザルの尻尾の裏側
毛が生えておらず、たくさんの「しわ」がみられます。
これは「尾紋」と呼ばれ、人で言えば指紋のようなもので、すべり止めの役目を担っているそうです。
触ってみるとプニプニしてやわらかいです。
せっかくなので、尻尾がどれだけ器用なのか実験してみることにしました!
用意した餌はこの4種類です。
ふかし芋、ミニトマト、ペレット、大豆
ではトップバッターは、ふかし芋です。
餌をセット
楽勝でした。
尻尾で引き寄せるジェフロイクモザル
勝ち誇った顔です。
ふかし芋を食べるジェフロイクモザル
続いてミニトマトです。
つるつるして掴みにくそうですが、、、こちらもなんなくゲットです。
尻尾でミニトマトを掴むジェフロイクモザル
次は大分小さくなってきました、ペレットです。
大分難しいようで、ペレットではなく飼育員の手を引っ張って、前肢で取ろうとしていましたが、、、
飼育員の手を尻尾で引っ張るジェフロイクモザル
器用に掴んでゲットしました!
尻尾でペレットを掴むジェフロイクモザル
最後は一番小さい大豆です。大きさは5mmほどです。
かなり難しいようで、時間がかかっておりました、、、
手の上では取りづらそうだったので、地面に置いてみたところ、、、
おぉ、、!
大豆を尻尾で掴み食べるジェフロイクモザル
ついにゲットです!
いかがでしたでしょうか?
ジェフロイクモザルは、とても器用に尻尾を使えることがわかりましたね。
毎日暑いですが、そんな中でも元気なジェフロイクモザルをご覧に、ぜひ、八木山動物公園フジサキの杜に来て下さいね!
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