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ホーム > ブログ・SNS > 八木山動物公園スタッフブログ「八木山ZOO通信」 > スタッフブログ2025 > フンボルトペンギンたちに新たなペアができました(2025年9月26日)
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更新日:2025年9月26日
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八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
残暑の残る今日この頃、皆様どのようにお過ごしでしょうか。
タイトルからお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、フンボルトペンギンたちについて嬉しい出来事があったため、今回はそのお話をしようと思います。
当園ではペンギン展示場にて6羽のフンボルトペンギンたちを飼育しています。
その6羽の中で新しいペアが形成されました。
新しいペアは「ざおう」(オス)と「こがね」(メス)の2羽です。
「ざおう」(左、赤・青リング)と「こがね」(右、ピンクリング)
「ざおう」は当園で飼育しているペンギンたちの中で一番若く、現在までペアとなるメスがいませんでした。
繫殖期になると必死にメスにアピールをするのですが、メスたちには相手にされず、1羽でいることが多くありました。
「こがね」は以前、「けんいち」という個体とペアリングしていたのですが、今年の6月に「けんいち」が亡くなってしまい、群れから離れ、1羽でいることが増えていました。
「けんいち」が亡くなってすぐの「こがね」は「けんいち」を探して放飼場内を歩き回ったり、「けんいち」と鳴きあっていた頃のように鳴いたりしていました。
そんな2羽でしたが、7月頃になり、以前「けんいち」と「こがね」が使用していた巣穴に「ざおう」が度々入るようになりました。
しかしその時点では「こがね」は「ざおう」を受け入れようとはせず、巣穴をめぐって2羽で争う姿が度々見られました。
ペアリングするそぶりも見せなかった2羽ですが、8月24日の朝、担当者がいつものようにペンギン展示場へ向かうと、「ざおう」と「こがね」があの争っていた巣穴に2羽で入っていたのです!
突然の出来事に担当者も驚きを隠せませんでした。
その後も「ざおう」と「こがね」は離れようとせず、同じ巣穴に何度も入り、「こがね」が「ざおう」について歩く様子が見られました。
この2羽の様子はその後も観察を続けており、現状では関係は良好なようです。
2羽で巣穴から出ていることもあり、来園者の方もその姿を見ることができるかもしれません。
また、当園には「ざおう」と「こがね」の他にも「あらまさ(オス)」と「かすみ(メス)」というペアもおり、この2羽は長年ペアリングしています。
「かすみ」(左、赤・緑リング)と「あらまさ」(右、黄色リング)
当園でペンギンを観察する時はペンギンたちの関係性などにも目を向けて見てみると興味深いことが数多くあります。
ペンギンたちは翼についている色のついたリングで見分けることができます。
当園に来園した際はペンギン展示場にもぜひ足を運んでいただき、個性豊かなペンギンたちを観察してみてください。
お問い合わせ
仙台市建設局 八木山動物公園 飼育展示課
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