更新日:2020年3月26日

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株式会社ミツイ(平成30年度 優秀賞)

会社概要

表彰式(ミツイ)

社名:株式会社ミツイ

設立:2014年4月

従業員:164名

本社:仙台市太白区太子堂1-32

主な事業内容:保育園事業、障がい児向け事業、障がい者向け事業、高齢者向け事業、コンサル事業など

 

「四方よし」な取り組み内容

自社の経営資源を活用した社会的課題の解決を図る優れた事業や活動(平成30年度 評価項目)
テーマ

概要

審査委員会での講評

待機児童問題、保育士不足、障がい児サポート、障がい者雇用問題、高齢化社会問題、各種人材不足を当社1社で解決!!

2014年に起業し、「介護付き有料老人ホーム」や「障害児童向け放課後等デイサ―ビス」、「保育園」、「高齢者の住まいサポート」、「障害者就労支援」等の事業を展開している。自社の強みである「生まれてから最期までをサポートする」考えを活かし、待機児童問題解消や潜在保育士確保、障害のある方への偏見解消に取組んでいる。4年で職員数125名(平成30年9月1日現在)

 「生まれてから最期までをサポートする」という考えを活かして、事業間でのつながりを持ちながら取組みを進めており、非常にユニークなモデルとして待機児童解消等に貢献している点が評価できます。
また、経営者がリーダーシップを発揮し、「まずはやってみる、違ったら戻れば良い」の精神の下で、積極的かつ迅速に新しい取組みにチャレンジしている点が評価できます。

 

魅力的な職場環境づくりを図る優れた取り組み
テーマ

概要

審査委員会での講評

子連れ出勤OK!保育士だけではなく、他事業所もOK!(今後は親連れ、兄弟連れ出勤も)各種ICT化で残業ほぼゼロへ!

 保育園開園時に、潜在保育士採用の為子連れ出勤OKを打ち出した。募集10名に40名の保育士応募があった。現在は、他の職種でも子連れ出勤OKにしたところ、有資格者が多数集まってきた。各種ICT化ペーパーレス化を図り業務効率化で残業ほぼゼロへ

 まずは社員の家族を大切にするという思いから、社員の保育園無料利用といった独自性の高い取組みを進めるとともに、業務効率化により残業ほぼゼロを達成するなど、社員の働きやすい環境の整備に積極的に取組んでいる点が評価できます。

 

トップインタビュー

 高齢者福祉や保育、障害児・障害者支援事業を多角的に展開する「ミツイ」(仙台市太白区)は、仙台市の「仙台『四方よし』企業大賞」で2018年度の優秀賞に選ばれた。社員の多様な働き方に対応する取り組みは19年度、厚生労働省の「グッドキャリア企業アワード」で大賞(厚生労働大臣表彰)も受賞。金沢和樹社長は「現場第一主義で、当たり前のことを当たり前にやってきた」と語る。

金沢和樹社長

 ミツイは14年、金沢社長の父親が秋田県横手市などで福祉事業を運営する会社の事業拡大に伴い、分社する形で創業した。企業理念は「生まれてから最期までをサポートする」。介護付き有料老人ホームを手始めに、保育園(企業主導型保育事業、事業所内保育事業小規模A型)、障害児向け児童発達支援・放課後等デイサービス、障害者の就労移行支援・定着支援を、仙台市を中心に宮城県内で12事業所(15事業)を運営している。

 「四方よし」に通じる取り組みを進めるきっかけは、17年に開設した保育園。準備段階で、深刻化していた保育士不足問題に直面した。保育士資格を持ちながら、仕事をしていない女性たちに金沢社長が会った際、「自分の子どもを預けられる所がない」という切実な悩みを知らされた。

子連れ出勤の様子

 解決策として考えたのが「子連れ出勤OK」だった。職場となる保育園に自分の子どもも預けることを認め、保育料は無料。その条件で10人を募集したところ、約70人から問い合わせが相次ぎ、保育士を確保できた。金沢社長は「出産や育児からの職場復帰出来る保育士は少ない。(待機児童問題)子連れ出勤は難しいという今までの『暗黙のルール』で、保育所は負のスパイラルに陥っている。潜在的な保育士は多く、働く環境を整えることが必要」と強調する。

 柔軟な発想は、他の事業所でも随所に見られる。放課後等デイサービスの事業は小学生から高校生まで受け入れているが、同じ空間を時間帯によって使い分ける。提供するメニューも、小学生は遊びが中心だが、中高生はパソコンの操作、ビジネスマナーの習得など将来の自立や就労を意識した実践的な内容を重視している。利用時間も午後9時までと長めに設定した。送迎などの負担が小さくない保護者に、自分自身の時間を持ってもらうためだ。

研修の様子

 あすと長町地区には18年9月、保育園、未就学児らの発達支援など4事業を同時にオープンさせた。あえて大きな看板を掲げ、ブログには利用する子どもたちの笑顔があふれる。金沢社長は「隠そうとするから、偏見が生まれる。看板や笑顔を見てもらい、事業所が地域に当たり前にあるという存在にすることで、偏見をなくしたい」と説明する。

仙台市や厚労省からの表彰は「外部から評価されることで、社員が会社に誇りを持ち、家族からも信頼を得られる」と金沢社長。「点から始まった事業が線になってきた。これからは面に広げたい。やりたいことは多い」と新たな事業にも意欲を示し、「最終的には南の島に旅館を建てたい。農業、漁業、畜産業も営み、飲食店も展開し、提供する食材は全て自前で調達するのが理想。社員の福利厚生にもなる」と思い描く。

 社是には3つの笑顔を掲げる。社員、お客様、お客様のご家族である。「社員が辞めないような環境をつくれば、サービスの向上につながり、利用者や家族にも喜ばれる。正のスパイラルになる。社員満足度を追求すれば、自然に顧客満足度は上がっていく!」と金沢社長。「四方よし」で地域に笑顔を広げていく。

 

お問い合わせ

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