更新日:2020年3月26日

ここから本文です。

株式会社清月記(平成29年度 優秀賞)

会社概要

表彰式(清月記)

社名:株式会社清月記

設立:1985年3月

従業員:480名

本社:仙台市宮城野区日の出町2-5-4

主な事業内容:葬祭事業、仏壇・仏具・墓石販売事業、生花事業、ウエディング事業、他

 

「四方よし」な取り組み内容

自社の経営資源を活用した地域課題の解決を図る優れた事業や活動(平成29年度 評価項目)

テーマ

概要

審査委員会での講評

地元企業とのコラボレーションによる返礼品プライベート商品開発

 2010年より地元の取引業者と連携し、自社の強みである返礼品販売を活かし、プライベートブランド商品の開発に取組んでいる。地元ブランド商品の販売を通じて地域の活性化を目指す。

 経営者の理念のもと、葬祭業者としてはユニークなプライベートブランド開発に取組み、データ分析等の工夫をしながら地元企業との連携を広げている点が評価できます。

 

魅力的な職場環境づくりを図る優れた取り組み
テーマ

概要

審査委員会での講評

障害がある方の雇用機会創出とネットワークによる定着支援

 2013年より障害者雇用に取り組み、返礼品のセットアップ業務を内製化して雇用機会の創出を行っている。支援機関とのネットワークを生かして定着支援に関するノウハウを共有している。

 障害者の雇用のみならず定着支援にも取り組んでいる点が評価できます。今後、障害の有無にかかわらず社員全体で多様性を尊重しあい、更に働き手よしの取組みが広がっていくことを期待します。

 

トップインタビュー

 仙台『四方よし』企業大賞で2017年度の優秀賞を受賞した「清月記」(宮城野区)は、葬祭事業をメインに飲食、教育、ウエディング、ハイヤー事業などを手掛ける。「地元企業とコラボレーションした返礼品プライベート商品の開発」「障害がある人の雇用創出と就労定着支援」の取り組みが、地域経済の活性化と福祉向上に功績があったとして高い評価を受けた。

 2010年に始めたオリジナル返礼品の開発は、葬儀の参列者らから「いつも同じようなお返し物を頂いてしまう」という声を聞いたのがきっかけだ。加えて「葬儀には他県から来られる方も多い。土産物にもなるような返礼品が欲しい」との要望もあった。「画一的ではなく、地元らしさを打ち出した返礼品を」という菅原裕典社長の指示の下、具現化がスタート。東日本大震災で影響を受けた企業の復興を後押ししたいという思いも途中から重なり、より力が入った。

浦霞日本酒ケーキ

 地酒を使った日本酒ケーキや銘菓、自社飲食部門のシェフのレシピを基にしたレトルト商品、宮城県産の茶葉を使った煎茶と県産米を原料とした菓子の詰め合わせなどを次々と考案した。提携先の企業や生産者は仙台市をはじめ、塩釜市や気仙沼市、山元町など広範囲にわたる。

 葬儀の返礼品は多くの数を素早くそろえる必要があり、配達の早さも求められ、在庫リスク、賞味期限といったハードルも高い。データ分析によるこまめな在庫調整と商品の改廃、商品を箱詰め、袋詰めする「セットアップ」作業の内製化などで、飽きのこない特徴ある商品構成と供給体制をつくっている。返礼品プライベート商品の従来品に対する販売構成比は、取り組み初年度の17・7%から、14年度には53%と半分を超え、以降もその水準を維持している。

仕事風景

 返礼品セットアップの内製化は、障害がある方の雇用機会も創出した。現在、13年に採用した5人を含む10人がセットアップをはじめ、適性に応じて配置された社内清掃や印刷物の入出力といった業務に当たっている。離職は少なく、障害者の法定雇用率が引き上げられてもしっかりクリア。仙台市就労支援センターの定着モデルケースにもなった。

 菅原社長は「間違いにくい仕組みづくりを従業員が自発的に考え、誰でもできるように業務を標準化できたこと」を障害者雇用のメリットとして挙げる。障害がある方たちも、できる仕事が増えることでやりがいが生まれ、定着につながっている。「障害のある仲間たちに対する『慌てなくていいよ』『落ち着いてね』といった気遣いが社内に広がり、明るい雰囲気もできた」と、もう一つの効果を口にする。

菅原裕典社長

 「経営者は人一倍努力はする。それでも一人は一人の力でしかない。サポートしてくれる人がいないと会社は動かない。優れた商品、設備があってもお客さまに選んでいただくのは、スタッフ、働き手の力があってこそ」と語る菅原社長。「働き手」に目を向けた仙台市の「四方よし」を「とてもいい取り組み。私自身もスピーカーとなって伝えていきたい」と評価し「何事にもトライする気持ちが大切。努力とその経過が会社を成長させる。小さな会社でも無名でも、それぞれ『売り』があるはず」とチャレンジを呼び掛ける。

 

お問い合わせ

経済局経済企画課

仙台市青葉区国分町3-6-1表小路仮庁舎9階

電話番号:022-214-8275

ファクス:022-267-6292