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更新日:2023年5月23日

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IT導入補助金 IT導入支援事業者インタビュー:リコージャパン株式会社

基本情報

事業者

リコージャパン株式会社
所在地:(宮城支社)〒980-0022 宮城県仙台市青葉区五橋1-5-3 アーバンネット五橋ビル

電話番号:050-3534-1808

事業概要 リコージャパン株式会社は、さまざまな業種における経営課題や業務課題の解決を支援する各種ソリューションの提供を行っている。
・複合機やプリンターなどの画像機器や消耗品およびICT関連商品の販売と関連ソリューションの提供 
・サポート&サービス(画像機器やICT関連商品の保守、ネットワーク構築・保守、ICT運用業務代行) 
・システムインテグレーションおよびソフトウェア設計・開発

「IT導入支援事業者」・・・補助事業者と共に事業を実施するパートナーとして、補助事業者に対するITツールの説明、導入、運用方法の相談等のサポート及び、補助金の交付申請や実績報告等の事務局に提出する各種申請・手続きのサポートを行う事業者。

 

 リコージャパン株式会社は、さまざまな業種における経営課題や業務課題の解決を支援するため、マルチベンダーとして各種ソリューション(課題解決のためのシステム・サービス)を提供しており、IT導入補助金の「IT導入支援事業者」に登録されています。
 今回は、同社のIT導入支援事業者としての取り組みについて、担当者の方にお話しを伺いました。

担当者の写真1

 

- いつからIT導入支援事業者としての取組を開始されたのですか。

 IT導入補助金が開始された最初の年からIT導入支援事業者に登録して取り組みを開始しました。新しい補助金だったので、始まった当初は手探りで支援を始めました。弊社の東京本部が取りまとめたIT導入補助金の情報を基に社内向け勉強会を開催し、全国の支社でノウハウを共有しています。

 

- 貴社の強みや売りにしているITツールなどはありますか。

 マルチベンダーであることが最大の強みです。自社製品に限らず、各パートナー企業様の各種ソフトを取り扱っています。一言に会計ソフトや販売管理ソフトと言っても、様々なメーカー様が出しており、機能や使い勝手も様々です。
 お客様のやりたいことや予算をヒアリングして、最適なITツールをご案内できることが最大の強みだと思います。

 

- IT導入補助金の支援は、元々貴社製のコピー機などを契約している事業者が多いのですか。

 もちろん元々お付き合いのある事業者様にご提案することは多いですが、コピー機の契約がない方やコピー機を使わない業種の方などにも多数支援させていただいています。特に今年のIT導入補助金は、パソコンなどのハードウェアも対象になるので、これまでIT機器をあまり使ったことがない個人や小規模の事業者様に対しても、機器の導入からソフトウェアのサポート、導入後の保守まで一括で提案しています。
 補助金があるからとりあえずITツールを導入してもらうというより、普段からお困りごとをお聞きして、それを解決する手段として「こういうITツールがあり、その内容なら補助金が活用できます」というご提案をすることが多いです。

 

- 今回、株式会社みやちゅうさんを支援されたきっかけはどのようなものでしたか。

 みやちゅう様とは、これまでコピー機やパソコン、サーバーなど長年お付き合いいただいており、電子帳簿保存法に対応したいとご相談いただいたことがきっかけです。
 弊社主催の展示会などにも足をお運びいただいていたので、そのときにお声がけいただきました。

 

- みやちゅうさんの課題解決のためにどのような提案を行ったのでしょうか。

 どんなことが課題になっていて、何をやりたいのか何度もヒアリングし方向性をすり合わせていきました。
 お伺いすると請求書の管理が課題となっていました。従来は請求書のデータが、個々人のパソコンに保存されており、進捗状況の管理が難しかったとお聞きしました。
 販売管理システムとして既に「SMILE V 販売(スマイルブイ)」を活用されていたので、そちらと同期連動できるようにし、さらには、紙の請求書をコピー機でスキャンすれば直接指定フォルダに取り込めるよう「eValue(イーバリュー)ドキュメント」という電帳法対応の文書管理ソフトウェアを提案させていただきました。

 

- みやちゅうさんのお話を聞いたとき、ITツールの導入だけではなく、工場業務の見直しなど総合的に業務効率化を組まれているのが印象的でした。リコーさんは補助金関連以外の部分も支援されているのでしょうか。

 業務効率化に取り組まれる最初の段階から携わらせていただきました。業務効率化も最初からITツールを導入するのではなく、まずは工場業務の見直しから数段階に分けて取り組まれることや、将来像などを一緒に検討し、業務見直しの段階に合ったツールを提案しました。IT導入補助金では電子帳簿保存法に対応するためイーバリューを提案しましたが、「社内全体の情報管理ではキントーンを使ってみましょう」とか、「共有した情報を現場でも確認できるよう電子ホワイトボードを導入しましょう」とか、「その時に、国や県の補助金が活用できます」とか、「この部分は自社の投資とされるのがよいと思います」とか、そういった提案も行いました。補助金も年度によって対象経費が変わったりするので、何度も打ち合わせをして、全体像を共有することでトータルサポートしました。

 

- IT導入補助金は、申請者とIT導入支援事業者が一緒に申請する必要がありますが、申請にあたってどのような支援を行っていますか。

 IT導入補助金申請に必要な書類や申請の流れ・手順をまとめた冊子を用意しています。お客様のところに伺って一緒に申請手続きを行うことも多いですが、弊社がいないときでも手続きできるように、入力画面や国から届くメールの画像を入れるなど、わかりやすくまとめています。
 申請の前段階としてはIT導入補助金の締切をチラシでご案内したり、申請に必要なgBizIDというアカウント取得の勧奨をしています。
 補助金の申請は提出書類が多かったり手続きが煩雑だったりというイメージが先行して面倒だと思われる方が多いですが、何をすればいいのかわからない状態から、準備すべきもの・申請の流れがわかると申請の心理的ハードルが下がるので、そういった支援をしています。

資料写真

 

- 申請書を作成するときに気を付けることはありますか。

 和暦と西暦の変換ミスや役員の人数など、記載内容の誤りのような単純なミスで不採択になったケースがあるようです。弊社は全国に支社がある企業なので、どういう申請で採択・不採択になったのかある程度ノウハウがあり、気を付けるべき点をお客様にお伝えしてチェックしています。
 また、事業内容を記載する項目もありますが、採択・不採択になる文章の傾向も蓄積されていため、文章を書くのがあまり得意でないお客様に対しても、課題意識や目指したい方向性を丁寧にヒアリングして、キーワードや書き方のアドバイスをしています。

 

- 補助金申請もしっかり支援されているのですね。これまで支援されたIT導入補助金の採択率はどのくらいですか。

 支社間で情報共有して申請に関するノウハウを蓄積しているのも弊社の強みになっています。過去の類似の質問を検索できるので、ITツール導入のご提案だけではなく申請手続きについても質の高い支援ができるようになってきています。
 そのおかげもあって、現時点でデジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)※の案件は100%採択いただいています。

 ※インボイス制度への対応を見据えた会計ソフト・受発注ソフトなどを導入する経費を支援する枠。

 

- ITツール導入後のサポートはありますか。

 IT導入補助金に限らず、普段の案件もですが、納品後の稼働状況もフォローアップいたします。導入して終わりではなく、しっかり使っていただかないと意味がないので営業担当に加えて専門のエンジニアなどで活用をサポートする体制を整えています。

 

- 最後に、これからIT導入補助金の活用を検討している方にひと言お願いします。

 弊社は地域密着のデジタルサービス会社です。県内全域に専任担当者がおりますので、
 まずはちょっとしたご相談でも良いのでお気軽にお声掛け下さい。 

 

- コピー機の会社という印象が強かったですが、コピー機を使わない業種や小さな事業者にも合ったITツールの提案から補助金申請支援、ITツール導入後の活用サポートまで丁寧に支援されているのですね。本日は貴重なお話ありがとうございました。

担当者の写真2

お問い合わせ

経済局中小企業支援課

仙台市青葉区国分町3-6-1表小路仮庁舎9階

電話番号:022-214-7338

ファクス:022-214-8321