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更新日:2023年2月24日
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酉門石垣は、昭和53年の宮城県沖地震で一部の石垣が崩れていましたが、今回の地震でさらに崩落範囲が広がりました。復旧工事は平成25年6月から始まり、平成26年3月までに終了しました。復旧工事では約600石の石材が積み直されました。また、復旧工事に伴って石垣上面の発掘調査も行われ、建物の基礎の可能性がある石が発見されました。
<被災状況>
<復旧した石垣>
清水門石垣は、長沼の南側、巽門を経て本丸に至る登城路の途中にある城門の石垣です。東日本大震災で角部が変形したので平成26年度に部分的な修復を行いました。
解体前の石垣上面の発掘調査では、昭和39年の新潟地震、昭和53年の宮城県沖地震の復旧工事の範囲を確認しました。昭和53年の地震後の復旧工事では、中門石垣同様に石垣の背後をコンクリートで補修していました。
<左:隅角部の変形状況><右:石垣の上部の発掘状況(コンクリートで補修している)>
<左:解体状況><右:修復した石垣>
中門跡石垣では、石垣全体が前にせり出したり、変形したりするなどの被害が出ました。
<左:被災状況><右:石垣の上面が沈下した>
変形部分を中心に解体し、積み直しを行いました。北側石垣では、昭和52年にコンクリートを使用した修理が行われていましたが、今回の復旧ではコンクリートを使わない江戸時代の工法で積み直しを行いました。中門石垣の復旧工事は、平成25年3月で完了しました。
<左:解体状況><右:石積み作業>
<復旧した石垣>
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