カリンの運動場ならし（12月28日）

八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」

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カリンの運動場ならし

令和6年11月20日に東北サファリパークからやってきたフタコブラクダの「カリン(メス)」。
やってきた次の日には寝室から通路へ顔を出してお出迎えしてくれました。

通路に顔を出していたカリン

新しい環境に慣れてもらうため、数日間は運動場ではなく寝室で過ごしてもらいました。
運動場を眺めたり、床に体をこすりつけたり、稲わらのベッドでくつろいだり、餌の干し草を食べたり…段々と寝室での行動レパートリーが増え、慣れてきてくれたのかな、と日々変化を感じることができました。

リラックスしているカリン

当園にやってきて5日目、休園日の11月25日に初めて運動場に「カリン」を出してみることにしました。
「カリン」が運動場をよく眺めていたので、やっと外へ出してあげられる！と嬉しい想いでした。

運動場を眺めるカリン

運動場に出す準備が整った午前10時ごろ、「カリン」にリードをつけ職員が引きながら運動場に出ました。
立ち止まることもなくスムーズに運動場に歩き出した「カリン」。

運動場を職員と一緒に歩くカリン

リードを外すと周囲を見回して、思っていたより慎重に1歩1歩足を踏み出していました。
寝室から「ラッキー」と「ラフ」が「カリン」の様子を伺っていましたが、「カリン」はどちらかというと人に興味があるようで、2頭の近くではなく人がいる園路側ばかり歩いていました。
こうして、1時間程度の運動場馴らしは無事に終了しました。

周囲を見回すカリン

この日以降は基本的に毎日時間を限定して、運動場に出るようになった「カリン」。
最初の頃、運動場では餌をあまり食べませんでしたが、今では食べる余裕も出てきて運動場にも徐々に馴れてきたように感じます。

運動場で餌の干し草を食べるカリン

「カリン」の今後にぜひ注目してみて下さい！

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