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ページID:74573
更新日:2024年5月5日
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八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
当園では、5頭のタヌキを飼育しています。
飼育員の私はタヌキの飼育を担当して2年目ですが、はじめはなかなか個体識別ができず、苦労しました…
そこで、タヌキの見分け方を皆様にお教えしたいと思います。これを読めば、あなたもタヌキマスター!
まずご紹介するのは、「正吉」。
特徴は、大人のオスということで5頭の中で1番体が大きいことと、耳の先が垂れていて、耳の裏側が1番白いことです。
顔の毛も白い部分が多いように感じます。
食べることが好きで、エサを持っていくと1番最初に食べに来ます。
日当たりの良いところで日向ぼっこをしていることが多いです。
次にご紹介するのは、「おキヨ」です。
メスです。耳がくるんと曲がっていて、目と目の間と額が黒っぽいです
正吉と一緒にいることが多いです。
日中は、水飲み場の横にある地面のくぼみに収まって休んでいる様子をよく見かけます。
飼育員が作業していると、放飼場の奥からじーっと見つめてきます。
次は「みつき」です。
正吉とおキヨの子供で、今年の夏に3歳になるメスです。
大きくなるにつれて、お母さんのおキヨにどんどん似てきました。
おキヨより耳が垂れていて、目と目の間がさらに黒っぽいです。
あとは、おキヨより少し足が短いです。
ぜひ見分けてみてくださいね。
朝タヌキの寝室を覗くと、大体みつきが飼育員のところへ近づいて来てくれます。
次は「育三郎」をご紹介します。
育三郎も正吉とおキヨの子供で、みつきと一緒に産まれたオスです。
見分けるポイントは、ピンと立った耳と、短い四肢。
飼育員が放飼場を掃除している間は木の裏に隠れてじっとしていますが、タヌキだけになると誰よりも活発に動き回っているように思います。
他のタヌキにちょっかいをかけたり、元気に走り回る様子に心を奪われた方も多いのではないでしょうか。
最後にご紹介するのは、「タマキ」です。
メスです。この5頭の中では1番長く八木山動物公園にいます。
育三郎と同じくピンと立った耳を持っています。
他のタヌキより前傾姿勢で歩いていて顔の位置が低いのが大きな特徴です。
飼育員とは一定の距離を保ちます。
タマキも正吉と一緒で食べることが好きなようで、飼育員がエサを持って入る扉の前で、正吉と2頭で待っていることが多いです。
そんなに待たれるとこちらもエサの作り甲斐があります。
当園で飼育しているタヌキについて、見分けるポイントと性格などをご紹介しました。
動物園の東の端の方にいますが、ぜひ見に来てくださいね。
個体識別にも挑戦してみてください!
お問い合わせ
仙台市建設局 八木山動物公園 飼育展示課
電話:022-229-0122
ファクス:022-229-3159