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更新日:2023年12月5日

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今年もイヌワシの産卵に向け巣材を入れました(12月5日)

八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」

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 当園では現在3羽のイヌワシを飼育しています。オスの「阿賀野」と、メスの「福井」、そして昨年の3月に生まれたメスの「秋保」です。もうすぐ始まるイヌワシの繁殖シーズンに向け、10月末に「阿賀野」・「福井」ペアの展示場内の巣箱に今年も担当飼育員が巣材を入れました。

 野生ではペアリングしたイヌワシが、木の枝や葉の巣材を集めて巣を作りますが、当園のイヌワシ展示場内では巣材となるものが十分にないため、毎年飼育員が巣材を入れています。
 準備するものは、巣の土台となる太い枝や、クッション性のある松の枝葉、巣の中心に敷く柔らかいススキの穂や笹などです。

園内で松の枝葉を採取しているところ
園内で松の枝葉を採取しているところ

 イヌワシの巣箱は大人が5人入れる位の大きさで、フカフカになる量を集めるのには一苦労。園内で手分けして集め、巣材をいざ入れる時は、2人で安全を確認しつつ慎重にイヌワシ展示場に入り行います。
 特に巣に近づく際は、イヌワシの動きに注意が必要で、集めた巣材を丁寧に、卵が埋もれないようにしっかりベットメイクします。

巣箱の中で巣材を敷き詰めているところ
巣箱の中で巣材を敷き詰めているところ


土台となる枝を敷き詰め松の枝葉やススキなどをたくさん乗せて完成
   まず土台となる枝を敷き詰めます      枝の上に松の枝葉やススキなどをたくさん乗せ、完成

 巣材を敷き詰め飼育員が離れた後しばらくして、イヌワシのペアが確認にやってきました。徐々にいらないものは巣箱から落とし自分たちで整えます。
 これから少しずつ警戒心が高くなり、繁殖行動である鳴き合う様子も頻繁に見られるようになります。
 来園された際は「阿賀野」と「福井」の行動を温かく見守っていただけたらと思います。

巣箱の様子を確認にやってきたあがのと福井

巣箱の様子を確認にやってきた「阿賀野」と「福井」

 

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