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ホーム > ブログ・SNS > 八木山動物公園スタッフブログ「八木山ZOO通信」 > シジュウカラガンの引っ越し(2025年7月24日)
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更新日:2025年7月24日
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八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
もうすでに十分なくらいの暑さを感じる日々が続いている中、着々と当園のサイカバ舎付近では再整備の工事が行われています。
その1つとしてふれあい館向かいの「ガン生態園」は、今年で43年目を迎えましたが、すでに閉館したは虫類館と同様に今年度中に解体が予定されています。
それに伴い、5月末から6月にかけて、飼育していたシジュウカラガンやオオハクチョウ、オシドリなどすべての水鳥たちの引っ越し作業を行いました。
特に群れで展示していたシジュウカラガンは、約30羽と数が多く、これまで各個体を識別するため足に装着し、名札代わりとなる足環やカラーリングの付け直しなどで何度か捕獲作業をした経験から、今回も時間がかかるだろうなと想定していました。
しかし今回は鳥担当班に加えて、他の班の飼育員や獣医、実習生など多くの助っ人のサポートにより、協力して鳥を誘導し着実に一羽ずつスムーズに捕獲することができ、短時間で進めることができました。
捕獲作業の様子
まず、捕獲したら1羽ずつ、両足に装着してある足環の番号やカラーリングのチェックを行い、丁寧にケージに収容します。
全羽捕まえてケージに入れ終わると、車に積んで引越し先となる2か所の獣舎に慎重に運び出しました。
個体の足環、カラーリングをチェック
シジュウカラガンの入ったケージを運搬中
シジュウカラガンのメインの引っ越し先は、昨年10月に完成した裏飼い獣舎です。
生態園のプールより大きく水深も深く水を貯めることができ、はじめは新たな環境に警戒していたシジュウカラガンも今では気持ちよさそうに毎日プールに入っています。
裏飼い獣舎に移動したシジュウカラガン
もう1か所はツル舎で、1つの家族群をこちらで飼育・展示しています。
隣の部屋には見たことのない鳥がいたり鳴き声がしたりして、はじめは群れで集まって警戒していましたが、順調に少しずつ慣れてバラバラに行動するところも見られてきました。
ツル舎に移動したシジュウカラガン
引き続き、鳥たちの関係性や飼育環境に注視しながら、それぞれの新たな獣舎での健康管理に努めていきたいと思います。
裏飼い獣舎などで飼育している非展示の鳥の様子は、こちらのスタッフブログやX(エックス)で発信していきたいと思いますので是非チェックをお願いします!
お問い合わせ
仙台市建設局 八木山動物公園 飼育展示課
電話:022-229-0122
ファクス:022-229-3159