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更新日:2021年4月1日
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車いすを利用されている方が使用できるトイレは、「建物の外から、トイレの有無が分からない」、あるいは「車いすを利用されている方専用のイメージがある」などの理由で、必ずしも有効に使用されていない場合があります。
ひとにやさしいまちづくり推進協議会では、車いすを利用されている方が使用できるトイレを「ひろびろトイレ」と呼んで、そのトイレが建物内にあることをお知らせするとともに、誰でも使用できることをPRして、まちの中にもっとたくさん設置されるように、「ひろびろトイレマーク」を交付しています。
このマークは、平成11年に公募を行い、全国から応募のあった1,148点の中から選ばれました。
便所(Lavatory)のイニシャル「L」を図案化。ハート形をかたどって心が最も開放されるトイレをあらわし、ウーンと両手をひろげた感じがひろびろとゆとりのある空間を象徴しています。また、車いすを利用されている方の姿を描き、車いすを利用されている方を含めたすべての方が喜んで使用できるトイレを表現しています。
ひろびろトイレは、車いすを利用されている方はもちろん、高齢の方,乳幼児を連れた方、大きな荷物を持った方など、誰もが使いやすいトイレです。
ひろびろトイレの整備ポイントやより望ましい整備例などをまとめてみました。
トイレに入るまでの通路や出入口に段などの障害物を設けないようにします。戸は引き戸が望ましく、自動ドアにするとさらに使用しやすくなります。
出入口の幅が90cm以上あると車いすを利用されている方でもスムーズに通過できます。
車いすで回転できるスペース(直径150cmの円が描ける程度)を確保することが望まれます。
便器の両側に手すりを設けましょう。
車いすから便器への移乗や介助スペースの確保などを考慮して、可動式の手すりにすると便利です。壁面側には、便器からの立ち上がり動作が楽になるように、縦手すりが一体となっているL字形手すりの設置をおすすめします。
洗面器の下部に、車いすを利用されているの方のひざが入るスペースを確保しましょう。
鏡は、車いすを利用されている方でも上半身が十分に映るように、下端の高さを80cm程度とします。背の高い方が立っている状態でも姿が映る長尺鏡とすることで、すべての方が使いやすくなります。
つぎのような設備を設置すると、より多くの方々にとって利用しやすい、ひろびろトイレになります。
介護用ベッド
介護用ベッドの例(折りたたみ式)
重度障害のある方や介護が必要な高齢の方などのおむつ交換、衣服着脱などに利用できる、大人でも横になれるベッドです。乳幼児のおむつ交換にも利用できます。
ベビーベッド
乳幼児のおむつ交換用の設備です。
ベビーチェア
乳幼児のからだを安全に固定できるいすです。
乳幼児を連れた方がトイレをご利用の際に使用する設備です。
オストメイト対応設備
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