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更新日:2025年8月22日
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8月22日(金曜日)、宮城県文化財保護審議会において、仙台市博物館が所蔵する「躑躅ヶ岡花見図(つつじがおかはなみず)」について宮城県指定有形文化財(絵画)に指定するよう答申されました。
これにより県の指定有形文化財として指定された場合、仙台市内の文化財では令和6年に指定された「類聚三代格(るいじゅさんだいきゃく)(抄本)」(東北大学附属図書館所蔵)に続き、約1年ぶりです。博物館所蔵資料では、平成24年に指定された土偶(鍛冶沢遺跡出土)に続き5件目です。
躑躅ヶ岡花見図(つつじがおかはなみず) 1隻
江戸時代中期
現在の榴岡天満宮・榴岡公園(宮城野区榴ケ岡・五輪)周辺に当たる地域を、江戸時代の実景に基づいて描いた屛風。桜が咲く春の風景とともに、馬場での流鏑馬や、天満宮の参詣者、花見を行う人々などが描かれ、仙台城下における行楽の様子を生き生きと伝える貴重な絵画である。馬場や桜は、仙台藩4代藩主・伊達綱村によって元禄8年(1695年)に建立された釈迦堂と一緒に整備され、以後この地域は桜の名所として知られるようになった。
令和8年3月ごろに仙台市博物館常設展において展示予定です。詳しい日程は、令和8年1月以降に当館ホームページ等でお知らせします。
県指定文化財78件(有形文化財63件、無形文化財12件、天然記念物3件)
※今回の答申を受けて79件(有形文化財64件、うち絵画6件)になる予定です
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