クロサイの「ラン」　引っ越しへの道のり　part2（10月1日）

八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」

⇒ブログ記事一覧ページへ

クロサイの「ラン」　引っ越しへの道のり　part2

10月3日に盛岡市動物公園へ引っ越し予定の「ラン」。
前回のpart1では1頭でいることに慣れるトレーニングを紹介しました。

part2となる今回は、実際に盛岡までの道中を過ごす輸送箱に「ラン」を慣らしていくトレーニングについてです。
9月5日に到着した輸送箱は、もちろんクロサイが入れるものなので、かなりの大きさがあります。
そのため寝室の前に置くとだいぶ存在感があり、設置直後は「ラン」はもちろん、母親の「ユキ」も箱を気にして、部屋の中をうろうろと落ち着かない様子でした。
そのため「ランが箱に入るようになるまでは、かなりの時間がかかるだろう」とやや不安を抱きながらトレーニングを開始しました。

ランの引っ越しで使う輸送箱

 

トレーニング初日は警戒心よりも好奇心が勝ったのか、輸送箱の周囲の臭いを嗅ぎながらも、中に前足を乗せることができました。
「思ったよりも警戒していないのでは？」と期待を持って臨んだ翌日のトレーニング。
結果は予想以上で、なんと輸送箱の中に全身を入れ、奥でリンゴを食べる落ち着きようでした。
担当として安心したと同時に驚きもありました。

輸送箱に入るラン

 

ですが、まだ箱の中にいる時間や入る回数、落ち着き度合いは日によってばらつきがあり、不安要素がなくなったわけではありません。
安全な引っ越しに向けてこれからもトレーニングを続けていきたいと思います。

さて次回のpart3では、いよいよランの引っ越し当日の様子をお伝えしたいと思います。
更新をお楽しみに。

 

〈関連記事〉

• クロサイ「ラン」引っ越しへの道のり　part1（別画面が開きます）

 

ブログ記事一覧ページへ（別画面が開きます）