グラントシマウマ　「モモ」の親離れ（5月14日）

八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」

グラントシマウマ　「モモ」ちゃんの親離れ

2019年の12月に生まれたグラントシマウマの「モモ」も、もうすぐ1歳半。大人のシマウマたちと比べても変わらないほど、体が大きくなりました。ぽやぽやだった体毛も少しずつ抜けてきています。
グラウンドではみんな一緒にいるシマウマたちですが、夜は基本的に1頭1室、決まった部屋で過ごしています。「モモ」だけは、生まれてから今まで母親の「アンズ」と同じ部屋で暮らしてきました。
そこで、シマウマたちの今後を考え、色々な組み合わせに対応できるよう、「モモ」と「アンズ」もそろそろ別の部屋にすることにしました。「モモ」のルームメイトに選ばれたのは、グラウンドでも仲良くしている5歳年上の「ヒデミ」です。
モモの部屋から格子越しにアンズの姿を見ることができるのですが、「モモ」は「アンズ」と別の部屋になったことを気にして、夕飯の乾草に口をつけません。一方、「アンズ」はいつも通り乾草をもぐもぐ……「モモ」が違う部屋にいるのも特に気にならないようです。

子育てが一段落して、ひとりの時間を過ごす「アンズ」

 

 

徐々にモモも新しい環境に慣れ始め、部屋の中でヒデミと仲良く並んで乾草を食む様子が見られるようになりました。
数日もするとここが自分の部屋というように、まっすぐ新しい部屋に行くようになりました。
ヒデミもモモをいじめたりせず、受け入れてくれたようで一安心です。

 

仲良く食事中の「ヒデミ」（左）と「モモ」（右）

大きめのお尻がキュートな「ヒデミ」（左）とぽや毛が抜けてきた「モモ」（右）

普段ご覧いただけない、グラントシマウマたちの最近のお部屋事情でした。