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更新日:2023年12月18日

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キリン「アイ」の削蹄トレーニング(12月18日)

八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」

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キリンの「アイ」は、右前肢が短く他の足も曲がっているため、常に関節に負担がかかり関節炎になりやすい状態です。
また、歩行距離が短いため蹄が削れずに伸び過ぎてしまいます。
蹄が伸び過ぎると更に関節に負担がかかるため、飼育員と獣医師が協力し、削蹄トレーニングを行っています。

今回はそのトレーニングの様子を紹介します。

R5 キリン「アイ」 1時間ほど日光浴
毎日1時間ほど外で日光浴します

 

以前、「アイ」はレントゲン撮影のトレーニングを行いました。
足を直接触ったり足の近くに人間がいることをとても気にするため、遠隔からアプローチすることで、無事撮影することができました。

R5 キリン「アイ」 レントゲン撮影
撮影者はできるだけ離れて、レントゲン装置を設置しています

 

今回の削蹄トレーニングでも、人間が近くで蹄を触ろうとすると、とても気にしていました。
そこで「アイ」との距離を置き、長い棒にヤスリを取り付ける方法を試みました。
ヤスリで触るところまではすぐにできるようになりました。
しかし、今度はヤスリのゴリゴリとした振動を気にし始めました。

R5 キリン「アイ」 トレーニング中
ヤスリを棒に付けて触るトレーニング中

 

そこで次は方法を変えて、枝切りばさみを使ってみました。
慎重に優しく切ると、先端が少しだけ切れました。
まだまだ形を整えるところまではできていませんが、大きな一歩です。
このあとも「アイ」の状態に合わせて、削蹄できるようにトレーニングを続けていきたいと思います。

R5 キリン「アイ」 時間がかかりました
足元にここまで近づくのにも時間がかかりました

 

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