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更新日:2021年12月8日
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消防局指令課 森さん
NET119緊急通報システムは聴覚や発話等の障害により、音声での緊急通報が困難な方が、スマートフォンや携帯電話を使い、画面操作によって119番通報するシステムです。
職員からNET119緊急通報システムの情報を聞いて、なんとなく自身のスマートフォンに登録したけれど、使い方や用途についてよく理解できていないかも…。
NET119は電話が出来ない私には便利とは思いますが、登録したからにはどういうものなのか知りたいです。
そうですね、私も勉強できたらと思います。森さんお願いします。
はい、ではNET119緊急通報システムについてお話します。
利用する方がスマートフォンやタブレット等の携帯端末で、画面操作によって素早く119番するシステムです。
なるほど、画面操作で通報するシステムなんですね。NET119導入についてお聞かせいただけないでしょうか。
導入の経過は、消防庁から「誰もが通報できる環境を整備しよう」という旨の報告書が出され、これを契機に仙台市でNET119の運用を始めました。始めたのが令和元年10月1日からで、仙台市でのNET119の登録者は令和3年12月1日現在で119名、17~87歳の方が登録されています。
幅広い年代の方が利用されているのですね。年齢の制限はあるのでしょうか。
年齢の制限はありません。携帯端末をお持ちで操作可能であれば何歳でも登録することができます。
年齢の制限がないということは、うれしいですね。
これまでのNET119での通報の件数について知りたいです。
実際の通報は8件ありました。そのうちの1件はご本人ではなく同居の家族が怪我をされたので通報したもの、残り2件はご自身の不調を訴えるというものでした。
もし家族が倒れた時や怪我されたときに、とっさに自分で通報できるのは助かりますね。NET119の登録には何か条件などありますか?
そうですね、登録条件については
が要件です。登録に興味があるという方はぜひご相談ください。
NET119緊急通報システムについてのページはこちら
以前、つまよから「NET119を登録したとき、登録までの段取りが色々あって大変だったんだ」と聞いていたのですが、登録までのお手伝いというのは消防局で行ってくださるのでしょうか。
はい、消防局指令課の窓口にお越しいただいた際に、筆談形式で登録の工程を説明し、可能な範囲でお手伝いさせていただいています。
筆談用紙を見ながら一緒に登録の手順を進めていく感じですね。
一人で登録しようとすると、これで合っているのかなと不安になりますよね。
お手伝いしてくださるとのことで安心しました。
そうですね。私が登録したときも教えてもらいながら登録手続きしました。
その時は心強かったです。
NET119で通報した後に何か気を付けるべきことってあるのでしょうか。
苦しくて文字を入力することができない、という時も通報画面の「スライドで通報」さえしていただければ、最初に表示された地図を頼りに出動しますので、スライドだけはなんとか頑張ってほしいです。
また、こちらは電話で通報した時も同じですが、救急の場合、自宅などであれば「1.できれば鍵を開けておく」「2.他に人がいるのであれば玄関先に出て誘導してほしい」ということをお願いしています。火事であれば安全なところに避難してください。
通報した後はただ待つだけだと思っていたので、少し驚きました。もし鍵を開けるのを忘れたり、開けられない状況だった場合、どうなるのでしょうか。
そういった場合は、どうしても中に入らなければ救助できませんので、ドアの鍵を壊して入ることもあります。なるべく壊さないようにはしますが、命に関わることなのでご理解いただけたらなと思います。
玄関先に出て誘導してほしい理由についてもお聞きしたいです。
NET119はGPS機能を利用でき、通報した場所を確認できますが、色々な地域によっては自宅などの建物の入り口がわかりにくい所もあります。
そのため、他に人がいるのであれば玄関先に出て、消防隊や救急隊に居場所を教えていただきたいと思います。
確かに、どこが入り口なんだろうと迷うような造りの建物もありますよね。
他にも、気を付けることはあるんでしょうか。
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