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更新日:2024年2月1日

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主な収蔵品 1 絵画(1)

<掲載資料>

 

瀟湘八景図

(しょうしょうはっけいず)

 

 

画像/瀟湘八景図

 

資料の詳細

作者

雪村周継
(せっそん しゅうけい)

形質

紙本墨画 6幅

大きさ(cm)

各 縦130.0 横51.8

年代

室町 16世紀

指定

仙台市指定文化財

中国の洞庭湖(どうていこ)の南、瀟水(しょうすい)・湘水(しょうすい)が合流する地域の8つの勝景、いわゆる瀟湘八景を描いた作品。作者は室町時代の末に関東から南東北で活躍した画家・雪村周継である。現在は6幅の掛軸になっているが、もとは襖絵であった。いつから伊達家に伝来したか定かでないが、政宗以前の伊達家にかかわる屋敷を飾っていたものかもしれない。画面は必ずしも連続しないので失われた部分もあるようであるが、東北地方に残る襖絵の最も古い遺品として貴重である。伊達家寄贈文化財。

 

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扇面図屏風

(せんめんず びょうぶ)

 

 

画像/扇面図屏風

 

資料の詳細

作者

 

形質

紙本銀切箔散地着色 6曲1双

大きさ(cm)

各 縦158.5 横330.0

年代

慶長15年(1610)

指定

宮城県指定文化財

伊達政宗(1567~1636年)が築いた仙台城本丸の障壁画は、そのほとんどが失われ、わずかに数点が残されるのみである。この扇面図はその貴重な遺品で、もと本丸大広間の御張台(みちょうだい)の障壁画だったものを屏風に改装したものである。御張台はくらすみの間とも呼ばれ、上段の間の裏側にあり、そのためか、金箔ではなく銀箔を細かく切って散らしている。背景に白色や桃色の花を描き、扇面を散らしている。扇面に描かれた絵は、草花、富士、短冊など、おもに伝統的なやまと絵の題材をとっている。伊達家寄贈文化財。


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萩に鹿図屏風

(はぎにしかず びょうぶ)

 

画像/萩に鹿図屏風

 

資料の詳細

作者

 

形質

紙本金地着色

大きさ(cm)

各 縦159.0 横346.8

年代

寛永5年(1628)

指定

 

仙台藩初代藩主伊達政宗(1567~1636年)が、古今和歌集や拾遺和歌集などさまざまな歌集から選んだ和歌や、禅語、漢詩の一部を自ら書き入れた屏風。現在は4曲1双の屏風となっているが、もとは政宗晩年の邸宅として寛永5年(1628)に完成した若林城の襖絵だったものと考えられる。絵を描いたのは、仙台城の障壁画制作においても政宗が用いた狩野左京かその周辺の絵師と推測される。絵画と流麗な書が見事に調和したこの作品には、政宗の卓越した美意識が示されている。重要美術品。

 

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伊達政宗画像

(だてまさむね がぞう)

 

画像/伊達政宗画像

資料の詳細

作者

狩野安信

形質

絹本着色

大きさ(cm)

縦145.5 横116.5

年代

江戸前期 17世紀

指定

仙台市指定文化財

 

仙台藩初代藩主伊達政宗(1567~1636年)の肖像画。仙台藩では延宝4年(1676)先祖をまつる堂を建て、政宗らの画像を掛ける慣例ができる。この政宗画像もこの時に制作されたものと考えられる。左上の漢詩は政宗の晩年の自作で、儒学者の酒井伯元(さかい はくげん)が書いたもの。画像を描いた狩野安信は画壇の中心である狩野家を率い、幕府の御用絵師(ごようえし)として活躍した。伊達家寄贈文化財。

 

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