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更新日:2024年2月1日

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主な収蔵品 4 服飾(1)

<掲載資料>

黒羅紗地裾緋羅紗 山形文様陣羽織

 (くろらしゃじ すそひらしゃ やまがたもんよう じんばおり)

 

画像/黒羅紗地裾緋羅紗 山形文様陣羽織

資料の詳細

作者

 

形質

黒羅紗地

大きさ(cm)

丈88.0 裄22.0

年代

桃山 16~17世紀

指定

重要文化財

 

伊達政宗所用の陣羽織。羅紗という毛織物で作られている。黒羅紗地(くろらしゃじ)に金銀のモールをのせ、裾は緋色(ひいろ)の羅紗で山形文様に表している。この山形文様は、黒と緋の羅紗両方を輪郭がピタリと合うように切断し、さらに縫い目が見えないように羅紗の切断面をすくって縫い合わせる切嵌(きりばめ)という技法を用いている。また衿(えり)には焦げ茶色の襞(ひだ)飾りがついていた跡があり、当初は南蛮(なんばん)服飾に見られる襞衿(ひだえり)のような形だったと考えられる。桃山時代に流行した南蛮趣味の色濃い陣羽織である。伊達家寄贈文化財。

 

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小紋染胴服

 (こもんぞめ どうふく)

 

画像/小紋染胴服

資料の詳細

作者

 

形質

平絹地

大きさ(cm)

丈92.0 裄61.0

年代

桃山 16世紀

指定

重要文化財

 

藍で染め小花文を表した絹地の胴服。胴服は衣服や甲冑の上にはおって着る腰までの短い上着である。この胴服の裂地(きれじ)は中国からもたらされたと思われる広幅の裂を用いている。伊達政宗の家臣で白石を領地としていた片倉小十郎重長が、伏見に滞在していた慶長(1596~1615年)の初め頃に、豊臣秀吉から拝領(はいりょう)したものとされる。片倉家資料。

 

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木綿縫い取り織陣羽織

 (もめんぬいとりおり じんばおり)

 

画像/木綿縫い取り織陣羽織

資料の詳細

作者

 

形質

木綿地、黒羅紗地

大きさ(cm)

丈81.0 裄27.0

年代

江戸初期 17世紀

指定

 

 

前身頃と背面の裾は横縞の木綿地に、人物や花・樹木・幾何学模様を刺繍した陣羽織である。背面の大部分と衿は無地の黒羅紗地を用いている。仕立ては日本としても、裂地(きれじ)は外国製と考えられる。この陣羽織が伝来した片倉家の家伝では、支倉常長の持ち帰ったものとしている。片倉家資料。

 

 

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