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更新日:2016年9月20日
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(支援室に来所しているお母さんたちの質問に答えて)
支援室利用者
Q:
1歳6か月の女の子です。このあいだ実家で食事をしていたら,祖母に左手でスプーンを持って食べていることを注意されました。
「あなたが気をつけていないから左ききになってしまったんじゃない!」と言われてドキッとしました。
子どもの持ちたい方の手に持たせていたので,私の不注意のせいかと思いました。その後,意識的に右手を使わせようと,持ち替えさせたりするのですが,スプーンもペンも嫌がって投げてしまいます。この子は,左ききになってしまうのでしょうか。
支援室スタッフA
:
1歳6か月というと,もう左ききになっているかどうかは微妙なところだと思います。ただ,左ききになっているとしても,それはお母さんの不注意のせいではありません。人間の脳は右脳と左脳に分かれていて,どちらの脳の働きが強いかによって右ききか左ききか決まるのです。左ききの場合は右脳のほうが強いからなのです。ただ,お子さんの年齢を考えると,まだはっきりしないのではないかと思われますが・・・・。
支援室利用者
Q:
そうなんですか。ホッとしました。でも左ききだと字を覚える時など鏡文字を書くようになると聞いたことがありますので,右ききに直した方がいいのではないかと思うのですが・・・・・?
支援室スタッフ
A:
そうですね。そう考えるお母さんが多いようですね。しかし,今すぐ右手を使う練習をさせるというのは,苦手な右手でスプーンを使う練習させるのは,お子さんにとって負担だと思うからです。まず,左手でもいいから上手に使えるようになることが課題であり,直すのならその後で・・・と考えたほうが無理なくていいんじゃないでしょうか。
支援室利用者
Q:
そうですね。やっと自分で食べられるようになった段階なのに,使いにくい右手を使わせようとするから,イライラして投げてしまうんですね。
支援室スタッフ
A:
理想的に言えば,「両きき」が良いとされています。右手も左手も使えるということですね。だから,左ききを直すと考えないで,右手も使えるようにしてあげようと考えた方が,無理がなくて良いでしょう。今の課題は,一人で食事ができるようになるということなのですから,右手を使わせようとして食事の時間が苦痛になったのでは何にもなりませんので,左ききか右ききかの問題は後で考えることにしたら良いと思います。まずは食事を楽しくすることですね。
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