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更新日:2024年10月24日
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マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症で、2024年春頃から全国的に患者の発生報告数が増加しています。
感染予防、拡大防止のため、普段からの手洗いや咳エチケット等の感染予防対策の徹底についてご協力をお願いいたします。
当該感染症について、下記の通り厚生労働省より事務連絡が発出されています。
令和6年10月24日 マイコプラズマ肺炎増加に関する学会からの提言について(PDF:280KB)
令和6年10月8日 マイコプラズマ肺炎に関する注意喚起について(PDF:89KB)
仙台市における最新の感染症発生状況についてはこちら:感染症発生動向調査情報 週報
マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。例年、報告される患者のうち約80%は14歳以下ですが、成人の報告もみられます。1年を通じて患者の発生がみられ、秋冬に増加する傾向があります。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行以前は、世界的に3~7年程度の間隔で流行することが知られており、国内においても数年毎に流行がみられています。
発熱や全身の倦怠感(だるさ)、頭痛、せきなどの症状がみられます(せきは少し遅れて始まることもあります)。せきは熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴です。肺炎マイコプラズマに感染した人の多くは気管支炎で済み、軽い症状が続きます(一般に、小児の方が軽症で済むと言われています)が、一部の人は肺炎となったり、重症化したりすることもあります。また、5~10%未満の方で、中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などの合併症を併発する症例も報告されています。
マイコプラズマ肺炎は、マクロライド系などの抗菌薬で治療されます(※)。軽症で済む人が多いですが、重症化した場合には、入院して治療が行われます。せきが長引くなどの症状がある時は、医療機関で診察を受けるようにしましょう。また、マクロライド系抗菌薬が効かない「耐性菌」に感染した場合は他の抗菌薬で治療します。
(※)成人で、肺炎を伴わない気管支炎であれば、抗菌薬による治療を行わないことが推奨されています。
保育施設、幼稚園、学校などの閉鎖施設内や家庭などでの感染伝播はみられるものの、短時間の曝露による感染拡大の可能性はそれほど高くなく、濃厚接触により感染することが多いと考えられています。普段から流水と石けんによる手洗いをすることが大切です。また、感染した場合は、家族間でもタオルの共用は避けましょう。せきの症状がある場合には、マスクを着用するなど“咳エチケット”を守ることを心がけましょう。
国立感染症研究所 マイコプラズマ肺炎とは(外部サイトへリンク)
国立感染症研究所 マイコプラズマ肺炎の発生状況について(外部サイトへリンク)
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