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更新日:2025年8月19日

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重症熱性血小板減少症候群(SFTS)にご注意ください

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは

重症熱性血小板減少症候群(SFTS :Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome)は、主にSFTSウイルスを保有しているマダニに刺されることにより感染するダニ媒介感染症です。

また、SFTSウイルスに感染した犬や猫に咬まれたり、血液などの体液に直接触れたりすることで人に感染することも報告されています。

潜伏期間は6~14日(通常7~10日)とされており、主な症状は、発熱や全身倦怠感、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)です。重症化すると、意識障害などの神経症状や出血症状が出現し、死に至ることもあります。

患者の報告数は、平成25年以降増加し、近年では年間100例を超えています。これまでは西日本での発生が中心でしたが、令和7年度に入り、秋田県や北海道での発生が確認されております。正しい知識をもって、ペットのマダニ対策や、動物との適切なふれあいを心がけましょう。

感染を防ぐために

マダニに刺されないために

  • 草むらなどマダニが多く生息する場所に立ち入る場合は、長袖・長ズボンを着用する等、肌の露出を少なくしましょう。
  • 屋外活動の際は、マダニに対する忌避剤(虫よけ剤)を使用しましょう(ディート、イカリジンの2種類の有効成分を含む忌避剤が市販されています)
  • 屋外での活動後は、マダニに刺されていないか確認しましょう。

    ダニ対策

ダニにご注意ください」(厚生労働省:啓発ポスター)(外部サイトへリンク)より画像抜粋

ペットとの付き合い方

  • ペットのマダニは適切に駆除しましょう。ペット用のダニ駆除剤等がありますので、かかりつけの獣医師に相談してください。
  • ペットの健康状態の変化に注意し、ペットが体調不良の際には動物病院を受診しましょう。
  • 体調不良のペットを触る場合は手袋を着用し、ペットに咬まれないよう注意しましょう。
  • 飼い猫は、感染することがないよう完全室内飼育に努めましょう。
  • 野良猫には、不用意に近づかないようにしましょう。
  • 飼い主が体に不調を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。受診する際は、ペットの飼育状況やペットの健康状態についても医師に伝えましょう。

   ペットに関するマダニ啓発画像

マダニに注意ダニャン!!」(厚生労働省:啓発ポスター)(外部サイトへリンク)より画像抜粋

参考情報

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について(厚生労働省)(外部サイトへリンク)

ダニ媒介感染症について(厚生労働省)(外部サイトへリンク)

動物由来感染症(厚生労働省)(外部サイトへリンク)

マダニ対策、今できること(国立健康危機管理研究機構)(外部サイトへリンク)

 

 

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お問い合わせ

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電話番号:022-214-8029

ファクス:022-211-1915