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更新日:2016年9月20日

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教育委員会会議の概要(24年12月定例会)

日時

平成24年12月21日(金曜日)午後2時30分

場所

教育局第一会議室

出席委員

委員長 松坂 宏造

委員長職務代理者 永広 昌之

委員 油井 由美子

委員 宮腰 英一

委員 草刈 美香子

委員(教育長) 青沼 一民

会議の概要

1 開会

午後2時30分

2 11月定例・臨時会会議録承認

3 会議録署名委員の指名

4 報告事項

(1)「復興計画期間における行財政改革の方針」の策定について

(総務課長 報告)

資料に基づき報告

主な質疑

委員

これは市長部局が作ったものだが,教育局とのすり合わせはあったのか。

総務課長

総務企画局と私どものほうとで,実現性,実施に向けた手法などの調整を行い,まとめさせていただいたものである。

委員

給食センターと科学館くらいの規模であれば,PFIでという見込みがあるという判断なのか。

総務課長

給食センターについては,今後,PFIの導入可能性調査等を実施することになるが,既に2館での導入実績もあるため,一定の可能性はあると考えている。科学館については,新しく建てるものではなく,まだ仙台市として事例がない,改修やリニューアルに民間活力の導入ができるかという検討となるので,今後,詳細に詰めていくことが必要と考えている。

委員

科学館の場合は大規模改修のPFI手法による実施ということだが,その後の運営がどうなるのか検討されているか。

総務課長

民間活力の導入が可能かということを検討する中で,運営手法についても併せて検討していく必要があると思っている。

委員長

単独調理校給食調理体制について,より効率的な運営体制に見直していくということだが,現況はどうなっているのか。

総務課長

現在は,正式な形で体制を見直すということは行っていない。欠員等が出たが補充できず,臨時的に正職員2名とパートの体制になっているところはある。基本的には,これからどういった体制が望ましいのか検討し,新たに取り組む項目である。

委員長

平成27年度までということで,項目がいろいろとあるが,引き続き新たなものが出てきたら,お示しいただきたいと思う。

(2)適応指導教室「杜のひろば・宮城野」の移転について

(教育相談課長 報告)

資料に基づき報告

主な質疑

委員長

今,市内に杜のひろばは何カ所あるのか。また,杜のひろば・宮城野には何人の生徒が来ているのか。

教育相談課長

各区に最低1つ,青葉区については2カ所あり,計6カ所となっている。宮城野については,定員が40名であり,昨年度実績として44名入級している。

委員

移転後の場所への通学について,交通の便や安全面は確保できているのか。

教育相談課長

既に保護者会や児童生徒への説明も終えており,通学に関する不安の訴えや要望等は出ていない。場所的にもJRから近く,問題ないものと考えている。

委員

改修などの措置はとらなくても大丈夫なのか。

学校教育部長

元々は市民センターなので,そういった意味で施設はしっかりしているが,ボイラーなど,暖房関係の工事は行っている。また,管理しやすいように多少整備して,年末に引っ越しをすることになっている。

委員長

子どもは今まで行っているところに慣れている。場所が変わるとデリケートになったりする場合もある。場所が変わっても子どもにとって良い施設になればと思うので,その点,現場の先生方も分かっていると思うが,アフターフォローをよろしくお願いしたい。

(3)「仙台市民の生涯学習に関する調査」の実施結果について

(生涯学習課長 報告)

資料に基づき報告

主な質疑

委員

世代や年齢層によって,学習の目的が大きく違う。特に20代,30代,40代の職業に就いているような方は,仕事や生活に役立てるためといったところが大きくなっているし,70代くらいで仕事もリタイアされていると,生きがいや楽しみのためという割合が大きくなってくる。教育局でできることは限られるので,他の部局にもこういった結果が出たことを知っていただきたいと思う。自分の仕事に関わっていく資格を取得したいといったことであれば,そういったところのプログラムも充実していただいて,これを教育局でまとめるのかといった問題もあるが,関連のところもお配りいただき,更なるプログラムの充実を図っていただきたい。それと同時に,各年齢層のそういった要望に応えるといったことを,ぜひお考えいただきたいと思う。

委員

要約には前回との関係,あるいは総務省の調査結果との比較がのっているのだが,報告書の中には一切ないので,前回の結果や他の資料がないと,どう変わったのかとか,あるいは全国の中での仙台市民の意識がどうなのかとかが分からない。前回の結果も同時にホームページにのせると,いろいろな人がそれを見て活用できるのではないか。

生涯学習課長

前回報告書の結果についても,ホームページにアップするのは可能である。同じ設問をしていないところもあるので,その扱いについて検討し,市民の方もある程度分析できるような提供の仕方を考えてまいりたい。

委員

これだけ大勢の方々に,これだけのボリュームで尋ねるのであれば,自分たちが伝えたいことも,アンケートに含めていくことが良いのではと思う。例えば市政だよりをどれくらい読んでいるのか,ホームページをどのくらい見るのかなどの設問があるが,それらを本当に見ていただきたいのであれば,そこで見ないと答えた方に,なぜそれを見ないかというような設問をするとか,アンケートに自分たちの意識をこめて作っていただくというような視点がもう少しあると,ただ単に丸をつけて済んでしまうということではなくて,アンケートを読んでいながら,その意図を読み取っていただけるようなものにしていただけるのではないか。またこのような機会があったらお願いしたい。

生涯学習課長

設問数の制約がある中で,1つの問いに対する掘り下げ方が足りない部分もあるかと思う。今後,こういった調査について,経年的に見ていく必要があると考えているので,その際にはそういった視点も持ちながら調査していきたい。

委員長

調査結果を今後どういった形で活かしていくかが重要である。仙台市の社会教育施設はたくさんあるが,天文台や博物館,図書館,市民センターなどは利用度が高くて,大倉ふるさとセンターや歴史民俗資料館などの施設は,機会があれば利用したいというパーセンテージが高い結果となっている。こういったところをいかに利用していただけるようにするか,今後,いろいろな部分で検討していく必要があるのではないか。調査内容を活かしていってほしい。

委員

東日本大震災後の市民活動やボランティア活動の中で,男性が女性を10ポイント上回っていたり,平成13年度と比べて男女逆転していて,男性のほうが,市民活動やボランティア活動に参加しているということを読んだ時に,東日本大震災において,震災によって介護が必要になったり,被災した親族との同居のために仕事を辞めざるを得なくなったなど,どちらかというと女性が環境の変化の影響をより多く受けたと思われる。女性に活動の意識や意欲があったとしても,自分の思いだけで動くことができなかったのではないかと感じた。女性は,妊娠や子育て,介護などにより,年代によってライフスタイルが変わるので,やはりそのタイミングに合わせて,女性が社会教育に目を向けられるような,足を踏み出せるような,そういった働きかけやきっかけがあると,より女性は参加しやすくなるので,その点を考慮していただければと思う。

(4)東六郷小学校の六郷中学校における併設の継続について

(学事課長 報告)

資料に基づき報告

主な質疑

委員

以前の教育委員会で,中学校のトイレなど,特に小学校低学年では使いにくいということの説明があったと思う。先ほども説明の中に不便な面があるということだが,特に低学年の教育環境について,施設の改修などは行うこととしているのか。

学事課長

保護者の方々からいただいた意見で1番多かったのが,設備面,ハード面での不便な面はあるものの,それよりもやはり,子どもたちの気持ちの面,心の面を1番配慮したいというものである。ある程度,中学校サイズということで,不便な面はあるものの,それでもやはり子どもの気持ち,心を優先させたいということで,継続を要望されている。中学校サイズのものを小学校サイズに変更というところはなかなか難しい面があるが,できる限り,学校側でその点を配慮しながら,学校運営をさせていただきたいと考えている。

委員

教育環境を整えるといったことは重要なので,ぜひお願いしたい。

委員長

子どもたちが落ち着いて学校生活を送れるということを重点に置くということであるが,教育環境で,例えば遊具なども中学校にはあまりないが,保護者の方々には,その点もある程度ご理解いただいているという認識でよろしいか。

総務企画部長

先日,PTAの役員の方にこのお話をしたのだが,遊具については校庭に固定的に設置するものなので,中学校の校庭の面積等を考えた時に,難しいということについてはご理解いただいた。移動できる備品としての遊具については,数は多くないけれど,持っているものをお互い譲り合って使うということで,今,それはやれているので,そういうことについては大丈夫だというお話をいただいた。

委員長

1番分かっているのはやはり保護者の方々なので,そのご意見を重視しながら取り組んでいただきたい。これからも,中野小学校,荒浜小学校も含めこの3校については取り組んでいかなければならないと思うので,また,保護者の方々と常に連携を取りながら,情報交換をしていただいて,取り組んでいただければと思う。引き続き,よろしくお願いしたい。

5 付議事項

第31号議案 小学校および中学校の通学区域に関する規則の一部改正について

(学事課長 説明)

原案のとおり決定

主な質疑

委員

この区域については,今後3年間,2校のいずれかを選択できる指定変更許可区域になるということだが,この指定変更許可区域にどこがなっているかというのは,規定として,どこかに出ているのか。

学事課長

許可区域の認定は,指定変更許可区域の設定に関する要領により,教育長の決裁で行っている。

委員長

今までこの学区の変更については,教育委員会の中でもいろいろと議論されてきた。今回,このようになることについて,通学路の安全の確保というものを再度,あらためて確認していただきたい。また,町内会などにもお知らせする必要があると思うので,対応していただきたい。今まで向陽台中学校に行っていた町内の方が,もしかすると変わってしまう場合もあると思う。入学式や卒業式などさまざまな行事もあるので,町内会にもお知らせをしていただき,連携を深めていってほしい。

総務企画部長

町内会との連携についてであるが,泉松陵小学校の設立に向けた話し合いの中でも,こちらの3町内会の会長に,懇談会の委員として入っていただいており,中学校の学区変更についても,同じように地域の話し合いのメンバーとして,常にご参加いただいていた。そういう意味で,その経緯も含めて,全てご承知いただいている。また,現在松陵西小学校では学校支援地域本部を持っているが,それを泉松陵小学校としての学校支援地域本部にしていくこととしており,その中で,学校全体を学区全体で支えていただくという体制を前提としているので,9年間の子どもたちの育ちを作っていくということについて,町内会長も含めた町内会で,ご了解をいただいている。それから,中学生なので指定通学路ということではないのだが,事実上通学路となるところについては,向陽台中学校に通うところに比べると,松陵中学校に通うという前提では長くなるということもあり,安全の確保というご要望もあるので,区役所と連携して,こういったことについての充実に努めてまいりたい。

第32号議案 平成26年度仙台市立中等教育学校入学者選抜方針について

(高校教育改革室長 説明)

原案のとおり決定

主な質疑

委員

1の基本原則の3がなくなったわけだが,これを削除した理由はなにか。

高校教育改革室長

この市外からの出願承認の部分については,市外に在住するものが,一家転住の原則と,特にやむを得ないと学校長が認める場合に認めるという内容であるが,それについては5回目の入学者選抜ということで,問い合わせも少なくなっていることと,入学者選抜要綱の中に定めているという理由により,方針からは除いている。

委員長

この適正検査の部分については,総合問題,それから作文,面接ということになっているが,時間的な振り分けというのは,どういう形になっているのか。

高校教育改革室長

総合問題が50分間,作文が40分間,面接については集団面接で,1グループ15分である。

第33号議案 平成26年度仙台市立高等学校入学者選抜方針について

(高校教育改革室長 説明)

原案のとおり決定

主な質疑

委員

市立高校で,社会人特別選抜で入学されている方の現状についてお聞きしたい。

高校教育改革室長

平成22年度入試において,仙台大志高校で1名という実績がある。

委員

弾力的に対応するというのは,具体的にはどのように考えればよいのか。

高校教育改革室長

平成25年度入学者選抜から,社会人特別選抜として,3年以上の勤務をする,あるいはする見込みの者が,所属長などの推薦により出願する制度であるが,学力検査を実施しないことができ,学校独自検査,調査書,推薦書により,総合的に審査するということで,学力検査は実施しないことができるということから,弾力的に対応という表現になっている。

委員

社会人特別選抜では学力検査を行わないということもあり,入ってからは一般選抜の人と一緒に授業を受けるので,なんらかの指導が必要な場合には,補習的な授業などを行っていただきたくようお願いしたい。

第34号議案 文化財の指定について

(文化財課長 説明)

原案のとおり決定

主な質疑

委員長

すばらしいものであると思う。文化財の指定については,おおよそ年にどのくらい指定されるのか。

文化財課長

文化財の指定については,ある程度計画を立てて進めており,目安として,5年くらいに10件くらいの指定をすることとしている。その計画に基づいて,準備が整ったものから審議会に諮問しており,年間2件から3件くらいを目途に行っている。

第35号議案 仙台市文化財保護審議会委員の委嘱等について

(文化財課長 説明)(秘密会)

原案のとおり決定

第36号議案 教育功績者の表彰について(一般職員部門・児童生徒部門・一般教育文化部門)

(総務課長 説明)(秘密会)

原案のとおり決定

第37号議案 教育財産(土地)の取得に係る市長への申出について

(健康教育課長 説明)(秘密会)

原案のとおり決定

6 その他

事務局

次回定例教育委員会は1月23日(水曜日)に開催する予定である。

7 閉会

午後4時41分

お問い合わせ

教育局総務課

仙台市青葉区上杉1-5-12 上杉分庁舎12階

電話番号:022-214-8856

ファクス:022-261-0142