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更新日:2019年12月10日

医療における橋渡し研究を担うプラットホーム

CRIETOロゴ

東北大学 東北大学病院臨床研究推進センター(CRIETO)

バイオデザイン部門長
病院長特別補佐・脳神経外科・高度救命救急センター特任教授

中川敦寛氏

優れた研究成果を患者さんのもとへ届ける

CRIETO中川教授2000年代に入り、医学などに関する基礎研究の成果から有望なシーズを見出し、新たな医薬品や医療機器の開発にいたる臨床研究までを一貫して行う橋渡し研究が注目され始めました。東北大学病院では、基礎研究からの臨床試験のよりシームレスな支援を実現するため、2012(平成24)年度に「未来医工学治療開発センター(INBEC)」と「東北大学病院治験センター」を統合し、『臨床研究推進センター(CRIETO)』を設立しました。以来、実用化が期待される研究から生まれるシーズを育成。患者さんたちのもとへ有効な治療を届けられるようイノベーションや橋渡し研究を実践しています。2015(平成27)年8月には国内最高基準の臨床研究の実績、支援体制の充実などが評価され、厚労省から「医療法上の臨床研究中核病院」として認定。現在、130名以上のスタッフが在籍しています。開学以来、東北大学に息づいている実学尊重の精神、得られた研究成果を社会に還元するというDNA、特徴である医工学連携の強さを活かし、優れた研究成果を患者さんのところに届けられるよう日々、取り組んでいます。

医療現場で本当に必要なニーズを吸収し、開発に活かす

CRIETO『臨床研究推進センター(CRIETO)』は安全で有効な薬や医療機器の開発から社会実装までを支援する組織です。2014年3月にバイオデザイン部門が運営する『アカデミック・サイエンス・ユニット(ASU)』がスタートしました。従来の橋渡し研究は優れた研究成果があっても、その成果を社会に実装することができない、あるいは素晴らしい技術を持ちながら本当に必要な課題の解決に適切に活かすことのできない事例を少なからず目にします。『ASU』では企業の方々が直接医療現場に入り、現場観察を通して多くのニーズを探索。ニーズの絞込みを行い、新たな医薬品や医療機器、システム・サービスなどの製品化・事業化を目指すことを目的としています。医療現場における生の声を聴き、ニーズを実感。課題を解決してもらえるよう、スタート以来、1,200人を超える企業の研究開発に携わる方々が医療現場の観察を行っています。また、ブレストコーナーやARのプロジェクションルーム、医用画像ソフトと3Dプリンターなどを備えた「デジタルヘルステストラボ」を新設。ニーズ探索から試作の繰り返しを加速化し、課題解決策の実現に向けたアイデア創出支援の場を提供しています。仙台までわざわざ来てもらえる価値は何かということは『ASU』立ち上げの時からの大きな課題でした。東北大学、東北大学病院、CRIETOの強み、そして東北地方独特の課題を特徴づけて捉え、病院内での現場観察と医療従事者との対等なディスカッションできる環境を整えています。『ASU』の設立や運営に関しては仙台市をはじめ、行政のサポートを受けています。特に、仙台市からは優秀な人材の紹介、国際的な繋がりを得るための支援をいただき、大変感謝しています。大きな課題を解決できる東北大学、「誰かの力になりたい」という思いを強く持つ仙台人が集結したからこそ、成し得たのが『ASU』だと考えています。

医療における世界の最先端拠点を目指す

国内はもとより、世界各地の数百名を超す医療プロフェッショナルとのコネクションを有する『ASU』では開発の段階から世界を意識。医療機器を中心としつつも、医薬品やデジタルソリューション領域においても新しい価値を生みだすべく一緒に取り組んできました。今後は、ヘルスケア、ウェルネスの領域までの一連のさまざまな課題に取り組むとともに、情報通信、衣食住、美しくなりたい、生き生きしたいなど自己実現を掲げる企業、運送、保険、銀行など、ヒト、モノ、情報を繋ぐ企業などが『ASU』に参加することを想定しています。参加に際してはまずは各企業のボトルネック、あるいは望ましいゴールを聴取。事業化に向けたプロセス全体をデザインするイメージで関わらせていただいています。事業化に資する課題を見極め、企業の力をいい形で課題解決に活かせるようにマッチングし、クイックに課題を解決するソリューションを創りだすことができれば、課題こそがこれからの時代のイノベーションの“資源”になる時代です。そういった意味で、高齢化が最も進行し、医療へのアクセスなどでこれから大きな課題を抱える東北地域、その中心である仙台こそが世界の最先端になるまたとない機会であると捉えています。医療プロフェッショナルの立場から一緒に取り組む企業と事業化に資する課題をみつけ、世界中のあらゆるヒト、モノ、情報を繋ぐことで、東北大学はもとより仙台市が、これからの時代を自分らしく、楽しんで働き、価値を生み出し続ける拠点になるように尽力していきたいと考えています。全国、世界から「絶対にやり切る」という強い意志を持つ企業の進出をお待ちしています。
(2019年6月28日取材)


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研究機関DATA

東北大学 東北大学病院臨床研究推進センター(CRIETO)

所在地:宮城県仙台市青葉区星陵町1番1号

HP:東北大学病院臨床研究推進センター(外部サイトへリンク)

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